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会いたくない人に、会いたくない時に、会いに行ける「体」をつくる

  • 鈴木義幸

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2009年4月21日(火)

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 「逃げないこと」は、リーダーのあるべき態度としておそらく衆目の一致するものでしょう。

 リーダーと呼ばれる人たちに、「あなたは逃げませんか」と聞けば、「なに言ってるんだ。逃げるわけないだろう」といった答えが返ってきそうです。

 ところが、フォロワーの立場の人に「リーダーは逃げませんか」と尋ねると、「責任取らないですよね」「はしご外しますよ」「となりの部にさえ要望を伝えられないんですから」というような発言がけっこう聞かれます。要するに「リーダーは逃げます」と言っているわけです。

 自分自身のことはとりあえず置いておき、みなさんの現在の上司やかつての上司の姿を想起してください。どんな任務にも逃げずに立ち向かう人だったでしょうか。

「会いたくないとき、会いに行け」

 「逃げる人は最低だ」とか、そういうことが言いたいのではありません。「どんな時にも逃げない」というのは、言うほど簡単ではないと思うのです。

 絶対に逃げないと決めているリーダーがどれだけいるか考えてみると、そんなに多くないだろうというのが、私の数ある経験からの印象です。逆にいえば、どんなときにも逃げない力や姿勢をもつ人は、相当リーダーとして優秀なのだろうと思うのです。

 自分の「逃げない力」がどれくらいかをはかるため、以下の質問に対して「はい」か「いいえ」かを考えてみてください。

必要があれば、どんなときでも、言いにくいことを言いにくい人に言うことができる。
目標達成のためには、最後の最後まで、どんな犠牲を払ってでもやり尽くす。
目標を達成できなかったときは、どんなことがあっても絶対に他人のせいにしたり言い訳したりしない。
自分のチームが責められたときは常に矢面に立つ。
自分に対する耳の痛いフィードバックも、正面から受け止めることができる。
最高の結果を出すために、自分のコミュニケーションの取り方を、状況に応じて変えることができる。
部下に一旦大事な仕事を任せたら、最後は責任を取るという覚悟で口出しを一切せず見守ることができる。

 これらの質問に全て、心から「はい!」と答えられる人は、逃げない力がかなり強いと考えられます。

 結局、逃げないというとき、何から逃げないのかというと、「外側の何か」ではなく、それに向かい合おうとする「怖れ」なのです。目を背けたくなるような、あるいは振り払いたくなるような怖れから、決して逃げない。

 怖れは、肉体的に自分の身が危険にさらされたときと、心理的に自分のアイデンティティが危険にさらされたときに起こります。

「鈴木義幸のリーダーシップは磨くもの、磨けるもの」のバックナンバー

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