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[18]節水トイレ

お尻の下、5リットルの攻防

2009年4月30日(木)

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 日本で初めて便器を商品化した東洋陶器(現TOTO)は、創業90周年を迎えた2007年に「最高傑作」と自画自賛するトイレを発売した。最上位モデルの価格が1台37万9050円(工事費別)する「ネオレストハイブリッド」だ。

 商品名にハイブリッドとうたった理由は、洗浄に使う水を目的別に2系統に分けたからだ。1つは水道管と直結してその勢いを使う水で、もう1つはタンクにためてからポンプを使って噴出させる水。これら2つの水流を組み合わせることで、世界最高水準の節水性能を実現した。

 約10年前まで、一般家庭向けのトイレは1回の洗浄に13リットルもの水を使っていた。それをネオレストハイブリッドは「大」で5.5リットル、「小」で4~4.5リットルに減らした。

 1人が1日に大1回と小3回を使用したとすると、10年前のトイレは4人家族で年間7万5920リットルもの水が必要だった。ネオレストハイブリッドに替えれば2万6645リットルで済み、約65%も削減できる。一般家庭用の浴槽(180リットル)に換算すると、1年間で274杯分もの水を節約できることになる。

 水の使用量を減らせれば、まず家計の負担を大きく低減できる。前述の試算に基づくと、4人家族の水道料金は下水代も含めて年間で約1万3000円分も安くできる計算だ。

 節水は環境保全にも役立つ。家庭で使う水は浄水場で浄化してから、配管を通じて各家庭に送られている。そして汚水も下水処理場で浄化して川などに流される。一連のプロセスにはすべて電気が必要なので、節水は節電につながり、発電時に排出されるCO2(二酸化炭素)も削減できる。

 TOTOによると、仮に4人家族がトイレで使う水の量を65%減らしたとすると、約9.4本の杉の木が1年間に吸収する量に匹敵するCO2の削減効果があるという。

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