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[13]次世代デジタル一眼レフカメラ

軽くて小さい“一眼レフ”

2009年4月22日(水)

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 一眼レフカメラは、フィルムの時代からデジタルの時代に代わっても顧客の中心は年配の男性。そして、キヤノンとニコンが双璧を成し、長らく激しいシェア争いを繰り返してきた。実際、両社のシェアを合わせると8割近くに達する。

 2大メーカーのシェアが高止まりしてきた理由は、製品機能の高さだけではない。一眼レフは撮影対象に合わせてレンズを交換できることが特徴であるが、各社のレンズは互換性がない。そのため「レンズ資産」があるほど他社製品に乗り換えにくくなるのだ。

 こうしてユーザーも「キヤノン党」「ニコン党」に色分けされ、固定客となってメーカーを支える存在となる。相撲に例えれば、キヤノンとニコンという両横綱が土俵の上でがっぷりと四つで組み、応援している観客もどちらかのひいきであるような状況だ。

 そんな市場に挑戦状を叩きつけたのがパナソニックだ。従来のデジタル一眼レフカメラと比べて大幅な小型化を実現した「LUMIX DMC-G1」を2008年10月末に発売した。その戦略を一言で言えば「自分たちが有利に戦える土俵を新しく作ること」とG1のマーケティング戦略を担当する同社AVCネットワーク社DSCビジネスユニットの房忍・総括は言う。

 具体的には、対象とする顧客を変えた。中高年男性を中心とするカメラ愛好家はあえて狙わずに、カメラにあまり詳しくない年配の女性、特にコンパクトなデジタルカメラからステップアップしたい顧客をメーンターゲットに据えたのだ。

 コンパクトデジカメの出荷台数は世界で1億台を超す。各種の調査からユーザーの2割は画質に満足していないと推定されており、単純に計算すれば高画質のデジタル一眼には2000万台分の潜在顧客がある。2007年のデジタル一眼の出荷台数は全世界で約750万台だったので、実にその2.6年分に相当する。

一眼「レフ」カメラではない

 コンパクトデジカメは手軽に使える利点があるが、画質ではデジタル一眼にかなわない。デジタル一眼の場合、低価格のエントリー機でも「撮像素子」と呼ばれる光(映像)を受け取るセンサーの大きさがコンパクト機の約10倍もある。画素数が同じ場合、撮像素子が大きいほど光を受ける面積が広くなるのでノイズが少なく、高画質になる。

 そこで高画質はそのままに、「大きい」「重い」「難しい」というデジタル一眼の弱点を克服すれば、これまで購入に二の足を踏んでいた顧客をとらえられるとパナソニックは考えた。そのために「マイクロフォーサーズシステム」という新しい規格を採用した。

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