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[34]バイ・ワイヤー

クルマの機械的な伝達機構を無くす

2009年5月27日(水)

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 クルマの操作部分から機械的な伝達機構を無くし、すべて電気信号による伝達に置き換えようとする「バイ・ワイヤー(By-Wire)」はクルマのあり方を根本的に変える技術だ。

 ステアリングからコラムシャフトが無くなり、ブレーキからは油圧機構やパーキングブレーキ用のケーブルが姿を消す。操作部分とアクチュエーターを電気的に接続すれば済むので、機械的な部品を省け、クルマの設計やデザインの自由度は大幅に高まる。また、ステアリングやブレーキ、アクセルなどは完全に電子制御化されるので、これまでの個別制御から統合制御化への流れが加速し、安全性や快適性の向上が期待できる。

 世界で最もバイ・ワイヤーに積極的な部品メーカーの一つがスウェーデンSKF社だ。GM社の燃料電池車「Hy-wire」や、イタリアBertone社のコンセプトカー「Novanta」などにバイ・ワイヤー技術を提供してきた(写真参照)。

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 バイ・ワイヤー化によって、最も姿を変えると見られるのがステアリングだ。例えば、Hy-wireのステアリングには、コラムシャフトは存在せず、乗員の足元には何も無いスペースが広がる。ステアリングはドライバーの操作力を検知できれば良いので、これまでとは形状もまったく異なる。アクセルやブレーキの操作機能もステアリングに統合している。機械的な接続がないので、これまでのようにペダルを床に配置する必然性がないからだ。

コメント1件コメント/レビュー

信頼性を担保するためのコストに見合う見返りが得られれば、非常に魅力的な技術だ。 バイ・ワイヤー技術は、元来「フライ・バイ・ワイヤー」の言葉があるように、航空機産業に一日の長がある。 その航空機では、フライ・バイ・ワイヤーは三重冗長制御を用いている。つまり、万一の不具合に備えて、全く同一のシステムを三重に搭載しなければならない、ということだ。 自動車は航空機とは違って故障しても墜落こそしないが、不特定多数の車両が一斉に走行する面において危険性が高い。記事中にもあるように、最大のハードルは信頼性だろう。(2009/05/27)

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信頼性を担保するためのコストに見合う見返りが得られれば、非常に魅力的な技術だ。 バイ・ワイヤー技術は、元来「フライ・バイ・ワイヤー」の言葉があるように、航空機産業に一日の長がある。 その航空機では、フライ・バイ・ワイヤーは三重冗長制御を用いている。つまり、万一の不具合に備えて、全く同一のシステムを三重に搭載しなければならない、ということだ。 自動車は航空機とは違って故障しても墜落こそしないが、不特定多数の車両が一斉に走行する面において危険性が高い。記事中にもあるように、最大のハードルは信頼性だろう。(2009/05/27)

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