「リーダーのための“新”武士道 伝説の外資トップがあなたのメンターになる!」

【第6話】ダメな人間の10パターン

バックナンバー

2009年5月26日(火)

1/4ページ

印刷ページ

 今回のコラムはまず、ちょっとしたテストから。次の10の質問に答えてみてください。

 いかがですか? あなたは「YES」にいくつチェックがついたでしょうか。

失敗している人は、なぜ失敗しているのか?

 成功している会社はなぜ成功しているか。
 成功するようにやっているからだ。
 失敗している会社はなぜ失敗しているか。
 失敗するようにやっているからだ。

 「なにをそんな当たり前のことを」と思われましたか? いやいや、聞き流す前にもう一度かみ締めてみてください。これは、故・松下幸之助氏の言葉です。

 正しいことをやれば自ずと正しい結果が出る。一方で、間違ったことをやれば必ず間違った結果が出る――上に引いた“経営の神様”の言葉はごくシンプルなものですが、普遍の真理を突いた名言と言えるでしょう。

 この言葉を人間に当てはめると、「成功している人はなぜ成功しているか。成功するようにやっているからだ。失敗している人はなぜ失敗しているか。失敗するようにやっているからだ」ということになります。

 私はこれまでのビジネス人生で、実に様々な方々に出会ってきました。その過程で得た、素晴らしい「人生の成功者」からの教えは何物にも替え難い財産ですが、その一方で、「人生の失敗者」からも少なからぬ教訓を得てきました。実は、冒頭に掲げた10のチェック項目はいずれも、私が「人生の失敗者」にありがちだと思う特徴なのです。

 そこで今回のコラムは、いつもとは少し趣向を変えて「悪い例」から学んでいくことにしましょう。名づけて「ダメな人間の10パターン」。あなた自身のセルフチェックの意味も込めておつき合いください。

ダメな人その1――自分はダメだと思っている人

 人は思った通りの自分に近づく、と言われます。「オレは運がいいなぁ」と思っていれば本当に強運の持ち主のような気がしてくるし、「私は雨女に違いない」と思っていると大切な約束の日にはなぜか決まって雨が降るように思えてしまう。良くも悪くも人間は、半分以上は錯覚の動物なのです。

 これと全く同じ理屈で、「自分はダメだダメだ」と思っていると、本当にダメな人間になってしまいます。肩が下がり、俯き加減で、言うことに自信も迫力もなく、まるでこの世の終わりのような暗い表情…。そんな人のところに喜んで近寄ってくる人はまずいません。

 この状況を打開するには、虚勢でもいいから、少し胸を張って「自分はデキる!」と自己暗示をかけることです。英語には“Perception is reality.”(認識は実体なり)という表現があります。「自分はデキる!」という自己認識を持ってそれなりの努力を続ければ、自然と実力が伴ってくるものです。

ダメな人その2――すぐに諦める人

 何にでも興味を持って手を出すけれど、何をやっても三日坊主で諦めてしまう人がいます。残念なお知らせですが、こういう人はほとんどの場合、うまくいきません。

ここから先は「日経ビジネスオンライン」の会員の方(登録は無料)、「日経ビジネス購読者限定サービス」の会員の方のみ、ご利用いただけます。ご登録のうえ、「ログイン」状態にしてご利用ください。登録(無料)やログインの方法は次ページをご覧ください。



関連記事

Keyword(クリックするとそのキーワードで記事検索をします)

Feedback

  • コメントする
  • 皆様の評価を見る
内容は…
この記事は…
コメント19 件(コメントを読む)
トラックバック
著者プロフィール

新 将命(あたらし・まさみ)

新 将命国際ビジネスブレイン代表取締役社長
1936年東京生まれ。早稲田大学卒。シェル石油、日本コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フイリップスなどグローバル・エクセレント・カンパニー6社で社長職を3社、副社長職を1社経験。2003年から住友商事などのアドバイザリー・ボードメンバーを務める。長年の経験と実績をベースに、国内外で「リーダー人財開発」の使命に取り組んでいる。
希薄な虚論や空論とは異なり、実際に役に立つ“実論”の提唱を眼目とした、独特の経営論・リーダーシップ論には定評がある。ユーモアあふれる独特の語り口は、経営幹部層や次世代リーダーの間で絶大な人気を誇る。近著『経営の教科書』(ダイヤモンド社)、『リーダーの教科書』(ランダムハウス講談社刊)は、現役経営者、若手リーダーの必読書となっている。



このコラムについて

リーダーのための“新”武士道 伝説の外資トップがあなたのメンターになる!

 当コラムでは、あなた自身が「できる・できた」リーダーになるために、さまざまな鍛錬を積んでいただきたいと思います。リーダーシップスキルを少しずつ磨いていくことで、「ウチの部下はどうして育たないのか」という冒頭の悩みに対する解決策も、おのずと見えてくることでしょう。
 部下の数が増えれば増えるほど、リーダーとしてのあなたの責任は重くなり、その分悩みも深くなります。ところが困ったことに、悩み多きあなたに有効なアドバイスをしてくれるメンターの数は、悩みの深さと反比例するように減ってしまうものです。
 私の願いは、ひとり孤独に悩みを抱えているあなたの声を聴き、双肩の重荷を少しでも軽くするお手伝いをすること。そして、あなたがより優れたリーダーとして活躍する姿を早くこの目で見ることです。ではさっそく次回から、リーダーシップについて一緒に考えていくことにしましょう。

⇒ 記事一覧

記事を探す

読みましたか〜読者注目の記事

  • いま、歩き出す未来への道 復興ニッポン

日経ビジネスからのご案内