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スピーチが苦手なリーダーに5つの処方箋

「たくさんの人の前で話す」ためには

  • 鈴木義幸

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2009年6月2日(火)

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 リーダーになると、どうしても避けて通れないのが、「たくさんの人の前で話すこと」です。部下の数が多くなるほど、チーム全体として目指す方向性を揃えるため、壇上で自分の想いを語らなければなりません。「日頃お前たちに話しているのだから、自然にわかるだろ」では済みません。

 ところが、この責務を十分に果たせていると感じているリーダーはとても少ないように思います。多くのエグゼクティブの方にコーチングをさせていただいていますが、彼らの抱える悩みの一つとして、よくお聞きするのが、「大勢の部下の前でうまく話せない」というものです。

 これは無理からぬことだと、私は思っています。

「うまくしゃべれて当然」というプレッシャー

 リーダーはフォロワーから、“リーダーとして相応しい人前でのしゃべり”を当然のように求められます。「リーダーなんだから、堂々と、明瞭な言葉で、時にウィットをもって自分たちに話してほしいものだ」とフォロワーは期待しています。少なくとも無意識では。

 部下の自主性を尊重するサーバントリーダー、寡黙なサイレントリーダー、指導に熱心なコーチ型リーダー……。リーダーにもいろいろなタイプがあるということを、多くの人は知っています。みなが威風堂々と人前で話せるわけではないことはわかっています。

 ですが、大河ドラマでは篤姫が、前をしっかりと見据え力強く自分の意思を伝えている。上杉謙信も直江兼続も言葉に強烈な思いを乗せて、“かっこよく”家臣に話している。また、ニュース番組ではオバマ大統領が、渾身の力で未来の国の姿を3億人の国民に伝えようとしている。

 どこか無意識に刷り込まれていくわけです。「本当のリーダーはあんな風に話すものだ」と。だから、「日本の政治家の話し方、なんとかならないかね」「うちの部長、もう少し部下の前できちっと想いを伝えてくれないかね」「社長のスピーチ原稿、棒読みだったね。大切な経営計画の発表なのに」というような話が漏れ聞こえてくるわけです。

 部下の期待はもちろん、上司であるリーダーにも伝わっています(伝わっていないふりをしているのかもしれませんが)。そして、その期待に応えて、リーダーとして相応しい話し方をしたいと、心のどこかでは思っているはずです。

 ところが、悲しいかな、期待を強く感じれば感じるほど、それがプレッシャーになり、余計にうまく話せなくなってしまうということが起きます。プレッシャーが強いストレスになれば、人前で堂々と話すことはなかなか難しいものとなります。

アメリカと日本のプレゼン教育の差

 そもそも、日本のリーダーのほとんどは人前で話す練習をしたことがありません。

 OJT(オンザジョブトレーニング)という言葉もあるように、仕事の腕は多くの経験を通して、磨かれます。だからリーダーにも抜擢されていく。

 しかし、人前で話すことは、せいぜい宴会の乾杯で音頭を取ったり、結婚式でちょっとしたお祝いの言葉を述べる程度。課のミーティングで話すといっても、5、6人が相手。しかも座ったままで、目の位置は聞き手と変わらない。

 それがいきなり10倍以上の話し相手になり、壇上にあがるため目の位置の“高低差”もできる。しかも、短い時間で、わかりやすく、インパクトをもって伝えなければいけない。相当難しい作業となります。

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