• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ボスが3日間怒りをこらえたら、職場が見違えた

びびらせず、なめられない上司の条件とは

  • 鈴木義幸

バックナンバー

2009年6月9日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 マキャベリの『君主論』によれば、君主は、好かれ過ぎてはいけないが、嫌われても当然だめで、畏(おそ)れられる必要がある、そうです。

 以前、ある経営コンサルタントの方とお会いしたとき、「成功する経営者の条件は、怖くて優しいこと」とおっしゃっていました。

 マキャベリも、このコンサルタントの方も、本質的には同じことを言っている気がします。要するに、リーダーは“適度な緊張感”を場に作れるようでなければいけないのです。張りつめた空気を与え続けてもだめだし、ゆるい雰囲気でなあなあに陥ってもだめ。

 適度な緊張感があってこそ、メンバーに集中力が生まれるでしょうし、目標達成意識が高まるでしょうし、成長へのドライブもかかるのでしょう。“オプティマル・テンション(最適な緊張感)”が必要なのです。

でも、実状は「二極化」

 多くのリーダーを見ていて思うことがあります。たいていの方は、緊張感を作り過ぎか、ほとんど作ることができないか、どちらかに偏っているということです。

 メンバーを“びびらせている”リーダーは相変わらずたくさんいます。高圧的な態度で部下に臨むことが、成果を上げるための態度だと信じて疑わない。

 しかし、緊張感が強すぎると、場の創造性や自発性が削がれ、疲労感が強くなります。かならずしも良い結果を生み出しません。

 一方で、お互いの関係の近しさが成果を上げるために最も重要だと考え、“仲良し集団”を作り上げてしまい、緊張感を創出できないリーダーもいます。

 緊張感がなければ、メンバーのパフォーマンスは最大化しません。目標があっても「ま、いいか」といった雰囲気が生まれ、そこそこの成果で終わってしまう可能性が高まります。

 さて、みなさんはどちらの傾向がより強いでしょうか。緊張感の作り過ぎ? 作らなさ過ぎ?

緊張感を作る“ルーツ”を思い出す

 もし、緊張感を作り過ぎているとしたら、必要に応じてその張りつめた雰囲気を弱めることを学ぶ必要があります。

 エグゼクティブコーチングの経験からいうと、緊張感を弱めることができない人は、基本的に「緊張感を弱めたら悪いことが自分に降りかかる」と思っています。意識的にというより、無意識にそう思っている。

 この場合、まず、かならずしもそれが真ではないことを認識する必要があります。緊張感を弱めることが毎回災禍につながるわけではないということを。

 コーチングをさせていただいたことのある、不動産会社の執行役員の方の話をしましょう。この方は、とにかくすごい緊張感を場に作り出す方で、部下から「死刑執行役員」と恐れられていました。ほんのちょっとしたミスにも「バカヤロー!」。怒号がフロアに響きます。

 はじめてセッションを実施したとき、私は単刀直入に伺いました。

 「なんでそんなに感情的になれるんですか?」

コメント0

「鈴木義幸のリーダーシップは磨くもの、磨けるもの」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック