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「あなたの夫は何故モノを捨てたがらないのか」

[仮説3]「思い出部屋がほしい僕」対「別れたら次の人」で考えてみる

  • 清野 由美,渋井 真帆

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2009年7月16日(木)

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渋井 前回、清野さんがおっしゃった3つのだめ経営(「女将」「兄貴」「ダチ」の経営)は、その経営者の方が環境に適応していないだけだと思うんですよね。

渋井 真帆(しぶい・まほ)
(株)マチュアライフ研究所 代表取締役社長
ビジネス書作家/ビジネスセミナー主宰
1994年立教大学経済学部経済学科卒業。都市銀行、専業主婦、百貨店販売、証券会社などを経て起業。企業向けの人材教育、販売コンサルティングの受託のほか、『女のたしなみ経済塾』『女のたしなみリーダー塾』などの経済・ビジネスセミナーを主宰。主な著書に『あなたを変える稼ぎ力養成講座 決算書読みこなし編』(ダイヤモンド社)『渋井真帆の日経新聞読みこなし隊』(日本経済新聞出版社)『仕事心の育て方』(小学館)などがある。
渋井真帆の公式サイト ~仕事も経済も楽しくなる! 自分の成長が嬉しくなる!!~

 セミナーの受講生の皆さんにもお話しているのですが、Aという環境だったらAというやり方が最適で、Bという環境になったらBのやり方がいい。ただ、Aのやり方で成功体験があると、それが思考の癖になってしまって、環境が変わっても、ずっとAをやり通そうとしてしまう。そこが人間の怖いところです。

 歌手のマドンナの話はご存じだと思いますが、ネットの浸透でCDが売れなくなってしまったとき、これからはCDを売るのではなく、コンサートで儲ける、と彼女はいち早く考えを切り替えたそうです。

清野 デジタルの時代に、あえて一見アナログ的な切り替えを行ったということですね。

渋井 そうなんです。楽曲自体はネットなどで無料で聞いてもらう広告だ、と割り切って、契約会社も長年付き合っていたワーナーから、コンサートやイベントの運営会社にさっと変えてしまった。そうやって転換した後に、日本やヨーロッパのツアーで稼ぎまくったのだとか。50歳でコンサートをやるのは体力的にも大変でしょうけれど。

清野 不況、不況と世界で言われている時代に、マドンナは相変わらず稼いでいるんですね。

渋井 彼女がマネジメント契約を、ワーナーからコンサート会社に変えるとき、「私はビジネスウーマンになるのよ」みたいなことをすぱっと言っていたのですが、今の環境の中で稼ぐためには、どのやり方が最適かということに、マドンナという人はすごく敏感です。

自分のリソースはそう増えない。使い倒し方を考える

清野 ユーミン(松任谷由実)にインタビューしたとき、彼女もまったく同じことを言っていました。ユーミンは70年代からずっとアルバムを出し続けて、オールドファンから新しいファンまでをフォローしているわけですが、それが続く理由を聞いたら、「ユーミンは変わらないと言われるけれども、そのときそのときでマイナーチェンジをすごく繰り返している。常に変わっているから、変わらないでいられる」って、明快におっしゃっていました。

渋井 ターゲットは年齢も重ねていきますし、それにつれて価値観も変わってきます。それを感じ取りながら、そのターゲットとどう付き合っていくのか、あるいは新しいターゲットをどうやって開拓していくのか。まさにビジネスや経営における命題ですが、どちらにしても、常に環境を意識したターゲッティングをしなければならないし、それによってやり方も変えていく必要が絶対的にあるわけです。

清野 ユーミンはアーティストというよりも、有能なビジネスウーマンという感じでしたね。同じ時期に、下着の通販で成功した野口美佳さん(ピーチ・ジョン代表取締役社長)にもインタビューする機会があったのですが、野口さんは逆に、アーティスティックな雰囲気をすごく持っていて、二人に共通性を感じました。ビジネスと感性という両方の資質は、実は表裏一体なんだな、と思いましたね。

渋井 確かにそうですよね。環境適応するために、自分自身が持っているリソース(資源)を駆使して生き延びていく、ということを動物はみなしています。そしてそれには感覚と知性の両方を使うことが求められます。

清野 アタマで考える理屈以前に、生き物としての感度がまず問われる、ということですか。

渋井 ええ。現代人は、資本主義というジャングルの中で、何とか生き延びていかねばならない。人間の欲望が動かすその世界は、脳がひねり出すロジックだけでは見切れませんから、その適応力はもしかしたら女性の方が強いと思います。

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