「鈴木義幸のリーダーシップは磨くもの、磨けるもの」

“輝いて見える人”に2つの共通点

リーダーシップの連鎖反応を起こせ

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2009年6月30日(火)

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 リーダーシップが、いまこの瞬間発揮されているかどうかを、どこで見極めることができるでしょうか。

 当たり前と言えば当たり前ですが、やはりフォロワーが“動いている”かどうか。それが判断基準の一つです。フォロワーがまったく動いていなかったり、動きが鈍かったりすれば、リーダーシップが機能していないといえます。

 では、動いていればそれでいいのかというと、そうではありません。

実現したいことを協力者とともに

 フォロワーの行動がいくらスピーディでも、苦渋の表情を浮かべいやいや動いている、あるいは常に張り詰めながら不安な表情で動いているのであれば、「リーダーシップで」動かしたとはいえないでしょう。それは多くの場合、“権威”をかざし、行動しない場合はただではおかないという“恐怖”を予感させることでフォロワーを動かしているのです。

 リーダーシップで動かしている場合は、フォロワーが自発的に、いきいきと、表情豊かに動いているものです。言い方を変えれば、「真のリーダーシップはフォロワー一人ひとりのリーダーシップに火を灯していく」。

 そもそもリーダーシップとは何なのか。次のような一連のプロセスをたどることができてはじめて、その人にはリーダーシップがあると評されるのではないでしょうか。

実現したいことがあって
でも一人では実現できなくて
だからそれを実現するために周りの協力を仰いで
周りもまたそれを心から実現したいと思うようになって
全体が一つとなって実現したいことに向かって行動を起こして
それが実現する

 ひとまず実現する内容の大小は関係ありません。

パーティーを開いて楽しみたいと思って
もちろん一人では実現できなくて
友達を5人自宅に誘って
友達5人も心からパーティーを楽しみたいと思って
当日みんながパーティーを楽しむために思い思いの料理と“遊び”を持ち寄って
楽しいパーティーが実現する

 こんな内容だって、実現できたら十分なリーダーシップが発揮されているといえます。

 実現したいことがあって、協力者を集め、その実現に向かって人を動かす。これがリーダーシップと呼ばれるものです。それは誰か特別な人にだけ備わった能力では決してありません。すべての人の中に存在する力なのです。

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著者プロフィール

鈴木 義幸(すずき・よしゆき)

鈴木 義幸 株式会社コーチ・エィ 取締役社長
慶應義塾大学文学部卒。(株)マッキャンエリクソン博報堂にメディアプランナーとして勤務後、渡米。ミドルテネシー州立大学大学院臨床心理学専攻修士課程を修了。帰国後、コーチ・トゥエンティワンの設立に参画。延べ200社以上の企業において管理職を対象とするコーチング研修を行う。また200人を超える経営者、管理職のマンツーマンコーチングを実施。企業におけるコーチング・カルチャーの構築を手がける。著書に『職場スイッチ』(ダイヤモンド社)、『リーダーが身につけたい25のこと』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『ほめる技術』(実業出版)、『プレゼンスマネジメント』(日経BP)、『決断の法則「これをやる!」』(講談社)、『セルフトーク・マネジメントのすすめ』(日本実業出版社)など。



このコラムについて

鈴木義幸のリーダーシップは磨くもの、磨けるもの

「リーダーシップ」は、特別な一部の人のみに宿るものではなく、全ての人の中にあるものです。1人では実現できない何かを実現したいと思い、他者に働きかけ、協力を仰ぎ、その実現を目指す力こそがリーダーシップなのですから。

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