「ジャパネットたかた 高田明の「想いが伝わればものは売れるんです」」

「今日、あなたは部下と一緒に笑いましたか?」

バックナンバー

2009年7月7日(火)

1/2ページ

印刷ページ

「あれほど真剣に話したはずなのに、部下は自分の想いをちっとも分かっていない」。こうため息をついている全国の上司の方は少なくないかもしれませんね。私もその気持ちはよく分かります。

 こういうことが続くと、上司はついつい不機嫌になりますし、それを察知した部下は萎縮する。これでは、仕事を楽しむことなどできませんよね。

 でも、酷なようですが、そういう場合、伝わらない原因は部下ではなく、上司にあることも多い気がします。

「伝える」と「伝わる」の違い

 皆さんは「伝える」と「伝わる」の違いが何か、分かりますか? 「伝える」は自分の考えを相手に話したり、手紙で書いて渡したりすることです。「伝わる」は、相手が、そうやって伝えたこちらの言葉や想いを理解し、気持ちや行動を変えることです。テレビの通販番組で言えば、商品の機能や価格をただ話すのは「伝える」、それを見たお客様が商品に興味を持って初めて「伝わる」になります。

 皆さん、今日も部下を励ましたり、叱ったり、指示を出したりしたかもしれませんが、それは「伝える」だけで終わっていませんか?

社員と談笑する高田社長(写真:尾関裕士、以下同)

 話した後で部下に「分かったか?」と上司が聞くと、ほとんどの社員は「はい、分かりました」って答えますよね。そんなとき、部下が本当に理解したかどうかを判別するには、彼らの表情をよく見ることです。

 私は自分の言っていることを社員がしっかり受け止めたかどうか、すぐに分かります。彼らの表情を見ていると、「今日のあの子はやる気にあふれているな」とか「昨日から元気がないな。何かあったのかな」など感じ取れます。なぜなら、毎日、しつこいほど、社員とコミュニケーションを取って、一人ひとりの普段の変化をよく見ているからです。

ここから先は「日経ビジネスオンライン」の会員の方(登録は無料)、「日経ビジネス購読者限定サービス」の会員の方のみ、ご利用いただけます。ご登録のうえ、「ログイン」状態にしてご利用ください。登録(無料)やログインの方法は次ページをご覧ください。



関連記事

Keyword(クリックするとそのキーワードで記事検索をします)

Feedback

  • コメントする
  • 皆様の評価を見る
内容は…
この記事は…
コメント0件受付中
トラックバック
著者プロフィール

髙田 明(たかた・あきら)

高田 明1948年長崎県生まれ。大阪経済大学経済学部卒業後、機械メーカーを経て、父親が経営するカメラ店へ。86年に独立して「たかた」を設立。90年のラジオショッピングから通信販売に乗り出す。94年、テレビショッピングにも進出し、業績を伸ばす。99年、現社名に変更。



このコラムについて

ジャパネットたかた 高田明の「想いが伝わればものは売れるんです」

不況知らずで堅調に業績を伸ばし続けるジャパネットたかた・髙田明社長に、楽しく厳しく仕事をしながら成果を上げるコツについて、これまでの自身の経験やエピソードを交じえながら語ってもらいました。髙田社長の言葉は、モノを売ることに携わっている人だけでなく、働く人みんなに日頃の仕事をする上での気付きを与えてくれます。あの“名調子”で今日も一日、元気にスタートさせてください。

⇒ 記事一覧

記事を探す

読みましたか〜読者注目の記事

  • いま、歩き出す未来への道 復興ニッポン

日経ビジネスからのご案内