「ビジネスパーソンのための「Twitter」論」

ビジネスパーソンのための「Twitter」論

2009年7月17日(金)

政治や社会を変える発火点になる

ジャーナリスト・津田 大介氏

1/4ページ

印刷ページ

 新ウェブサービス「Twitter(ツイッター)」をコミュニケーションツールとして利用する動きが急速に広がっている。自分の思いつきや居場所など、ちょっとした「つぶやき(=Twitter)」として記録しておけるというもの。1回に入力できる文字数は140字まで。つぶやきは、ほかの人が読むことが可能だ。

 これまでもウェブベースのコミュニケーションツールには、自分の意見を述べる「ブログ」、知人の書き込みを一覧できる「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」などがあった。これに対して、Twitterの面白さは、これまでとは全く異なる“リアルタイム”コミュニケーションが実現し、それによって個人レベルで行動様式が変わる可能性を秘めている点だ。

 今、まさに起きようとしている「Twitter現象」とも言うべきうねり。個人の行動にどんな影響をもたらすのか、社会や企業の仕組みにどのような変化を促すのか、様々な側面から考察していく連載を日経ビジネスオンラインでは開始する。

 その第1回目。「tsudaる(つだる)」という言葉はご存じだろうか。これは、シンポジウムなどでの発言内容をTwitterでリアルタイム中継することを指す。この語源となったのが、早くからTwitterの可能性に着目し、報道の一手法としてリアルタイム中継を実践しているジャーナリストの津田大介氏だ。

NBO 津田さんはいつ頃から「Twitter(ツイッター)」を始めたのですか。

津田 大介(以下、津田) 早かったですよ、2007年4月に始めているので(編集部注:Twitterの米国でのサービス開始が2006年7月。日本語版の公開は2008年4月)。知人から「面白いらしいよ」と教えてもらって、取りあえずアカウントを取ろうと。

 当時の書き込みを見てみると、最初はSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の「mixi(ミクシィ)」との違いが分からなくて、「何が面白いんだ」とかつぶやいていたんですけど、6月には既に「mixiより面白い」と書いているんですよね。

NBO 何が変わったのですか?

津田 大介氏

津田 Twitterは、面白さに気がつくまで時間がかかるんですよ。ある程度、自分で使い込んでみないと、何をしていいのかさえも分かりません。あと、よく言われているのが、「とにかく100人フォローしてみろ。そうしたら、面白さが分かる」(編集部注:フォローすることで、他人が入力した内容(=つぶやき)を自分のウェブページに表示できる)。人が書き込んでいる内容を読んで、自分もこういうふうにやろうと見えてきます。

 でも、フォローしている相手が4〜5人しかないと、新しい発言がなかなか表示されないから、見ていても変化がありません。100人ぐらいになると、Twitterを開くたびに新しいつぶやきが表示されています。だから何度も見に行ってしまう。自分のつぶやきを公開している人であれば、誰でもフォローできます。そして、自分と同じような関心を持っている人がいれば、知らない人でもコメントに対して意見を述べることができます。距離が遠いようでいて近い関係を築けるのです。

発言記録は、優良コンテンツ

NBO 「tsudaる(つだる)」のような情報発信は、もともと考えていたスタイルだったのですか?

次ページ以降は「日経ビジネスオンライン会員」(無料)の方および「日経ビジネス購読者限定サービス」の会員の方のみお読みいただけます。ご登録(無料)やログインの方法は次ページをご覧ください。




関連記事





Keyword(クリックするとそのキーワードで記事検索をします)


Feedback

  • コメントする
  • 皆様の評価を見る
内容は…
この記事は…
コメント2 件(コメントを読む)
トラックバック


このコラムについて

ビジネスパーソンのための「Twitter」論

世界で利用者が急増しているウェブサービス「Twitter(ツイッター)」。個人がつぶやきを書き込むというコミュニケーションスタイルが、なぜ流行っているのか。これまでとは全く異なるコミュニケーションが社会や経済にもたらすインパクトを探っていく。

⇒ 記事一覧

ページトップへ日経ビジネスオンライントップページへ

記事を探す

  • 全文検索
  • コラム名で探す
  • 記事タイトルで探す

日経ビジネスからのご案内