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“楽観性”は、実は誰もが身につけられる

連戦連敗から考える「うまくいく人」の心理

  • 鈴木義幸

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2009年7月28日(火)

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 世の中には“楽観的な人”がいます。

 お客さまとの約束の日まであと1日、準備がまだなのに慌てる素振りもない。端から見ていると「大丈夫か」と心配に思うわけですが、本人は「大丈夫だよ、いけるいける」と、意に介さずマイペース。

 一方、“悲観的な人”もいます。

 他社との競合プレゼンに準備万端でも、採用されない場合のことばかり口にする。周りの人がいくら「大丈夫だよ」と言っても、「そうかなあ、難しいんじゃないかな」と、成功の確率を低く見積もる。

 リーダーはどちらのほうが向いているかというと、やはり、楽観的な人に軍配が上がると思うのです。なぜ楽観的なリーダーのほうがいいのか、考えているところをお話しします。

「いける」は部下に伝わるもの

 もちろん、リーダーが“能天気”では困ります。時にリスクを視野に入れ、想定と異なる事態にも対応できるよう手を考えておくことは重要です。

 ただ、そうした用心深さも、楽観性という大きな土台の上に乗っている、という状態が望ましいでしょう。英語には“Cautiously Optimistic”(用心深く楽観的)という表現があります。まさにリーダーがもつべきスタンスではないかと思います。

 楽観的であるとはどういうことかというと、簡単にいえば「よい未来の到来を軽やかに信じている」ということです。いろいろな困難が待ち受ける中で、「ま、最終的には大丈夫」と苦もなく思えるような精神性のことをいいます。無理に「うまくいくんだ」と自分に思い込ませる努力をするのではなく。

 リーダーが楽観的であると、その楽観性はメンバーに伝わります。メンバーも心のどこかで「最終的にはいける!」と思えるようになります。

 楽観性だけで、何もメンバーに働きかけないリーダーは困りますが、楽観性をメンバーに伝播することができれば、メンバーは、一度負けても、失敗しても、後退しても、最終的な成功を信じて疑わなくなります。何も行動を起こさないという停滞状態は非常に少なくなります。

コメント1件コメント/レビュー

古くはチャーチル回顧録、新しくは白善ヨプも指揮官はポジティブ思考であれ、と書いてあります。 長いナチスドイツとの戦い、そして朝鮮戦争から休戦に至る5年もの間、いずれも「いつ終わるかも知れぬ戦い」でモラルを保ち続けるには、指揮官がポジティブ思考でなければ務まらない。これは不況との戦争を戦っている今の日本にも多くの示唆を与えるものではないでしょうか?(2009/07/28)

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古くはチャーチル回顧録、新しくは白善ヨプも指揮官はポジティブ思考であれ、と書いてあります。 長いナチスドイツとの戦い、そして朝鮮戦争から休戦に至る5年もの間、いずれも「いつ終わるかも知れぬ戦い」でモラルを保ち続けるには、指揮官がポジティブ思考でなければ務まらない。これは不況との戦争を戦っている今の日本にも多くの示唆を与えるものではないでしょうか?(2009/07/28)

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