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「ちょっとトイレ」は、自問変革のチャンス

行動するリーダーは「自分次第」を手放さない

  • 鈴木義幸

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2009年8月4日(火)

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 多くのリーダーをコーチングしていて思うことがあります。それは、「リーダーが自分自身に対して投げかける質問の中身で、彼ら、彼女らの行動は大きく変わる」ということです。

 例えば、この不況下にあって、「どうすれば、このピンチを千載一遇のチャンスに変えられるだろうか」という質問を休まず自分に投げかけているリーダーがいます。

 その一方で、「どうしてこんなことになってしまったのだろう」とか「どうすれば、会社がつぶれずに済むだろうか」と自分に問うているリーダーもいます。

 前者の質問を自分にするほうが、発想が広がり、気分もポジティブになり、行動が活発的になるのは明らかです。対して、後者の質問をしていれば、発想はしぼみ、思考が後ろ向きになり、行動が抑制されていきます。

 このように聞けば、「そうか。常に前向きな質問を自分にしてればいいんだな」と思われるかもしれません。しかし、事はそう単純ではありません。

ダメな問いかけを繰り返してしまうのはなぜか

 一度は前向きな質問を自分に投げかけたとしても、少し考えて答が出なければ、思考が別の事柄に移ってしまうことになりやすいですし、他の作業に取り掛かってしまえば、自問して考えていたこと自体を忘れてしまうかもしれません。

 次にまた会社の再生について考え始めたとき、「どうすれば、このピンチを千載一遇のチャンスに変えられるだろうか」という質問が再び浮かぶかというと、実はなかなか浮かばないものなのです。

 百歩譲って“その日”は何度かその質問を自分にすることができたとして、一晩寝て、次の日も同様にその質問を自分にできるかというと、可能性はあまり高くないでしょう。

 そもそも、自分の内側の質問は、“意識的にする”ものというよりは、“発生してしまう”ものなのです。つまり、勝手に、自動的に生まれてしまう。そして、多くの人の中で、その質問はパターン化され、習慣化されたものになってしまっています。

「どうしてこんなことになってしまったのだろう」
「どうしてこんなことに」
「どうして……」

 同じ質問を自分の中で繰り返してしまいがちなのです。

 例えば、部下が要領を得ない話をだらだらしてくる。すると内側で「なんでいつもそういう話し方をするんだろう、彼は」という質問が生まれる。

 その質問は「よし、しよう」と意識して生み出しているわけではありません。おのずと生まれ出てしまうものです。

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