• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

パワーポイントに頼り過ぎるなかれ

人を巻き込む、インテル流プレゼン法

  • 西岡 郁夫

バックナンバー

2009年8月7日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 プレゼンテーションには主張があり、その主張に聴衆の賛同を得ることが目的ですから、皆が熱心に聴いてくれる内容でなければなりませんよね? そこで今回は、「プレゼンテーションの極意」を3つお話ししましょう。

 聴衆が熱心に聴く気になるのは、「面白そうだ」「自分の商売に役に立ちそうな話だぞ」とか、「これなら収益向上に役立ちそうだ」というプレゼンテーションです。つまり、プレゼンの冒頭で聴衆に強い印象を与えなければならないのです。

 「何なに? 面白そうだぞ」と思わせるショッキングな部分を、「バーン!」と言います。英語では「Bang!」です。文字通り「バーン!」と一発ぶちかます内容のことで、プレゼンテーションの中で一番重要な主張のことです。

【プレゼンの極意その1】

 プレゼンテーションの中で一番重要な主張を冒頭に持って来て、「バーン!」でスタートする

 こう言うと、「いやいや西岡さん、話には起承転結というのがあります。プレゼンテーションでは、まず導入部、例えば市場動向や背景などから話を始めるのが常道ですよ」と言う方が多いかもしれません。

モバイル・インターネットキャピタル社長の西岡郁夫氏(写真:山田 愼二)

 でも、退屈な市場動向の話を長々とされても、その間に聴衆はすっかり聴く気を失くしてしまいます。そして一番重要な部分、つまり「当社はこんなことができます」「当社には、世界で初めてのこんな技術があります」などについて話そうとした頃には、多くの聴衆がコックリコックリしてしまうのです。退屈なイントロが、「効果的な導眠剤」の役割を果たしてしまうのですね。

 私はベンチャーキャピタリストとして、またベテランの会の世話人や様々なベンチャー支援活動に携わっていますから、ベンチャー経営者の方々が大勢の人々の前でプレゼンテーションをする現場にいあわせる機会が多いのです。

 そして彼らが、与えられたせっかくのプレゼンテーションの機会を、聴衆の睡眠不足の解消に役立てているだけという実例を、嫌というほど見てきました。

 ですから大事なのは、起承転結などにこだわらずに、最初に「バーン!」で聴衆をしっかり聴く気にさせることなのです。プレゼンテーションの冒頭でいきなり、「当社は、こういうサービスを開始します」「当社はこんな事業を企画しています」と発表して、聴衆の興味を惹くのです。

パワーポイントの効果的な使い方

 さてプレゼンテーションといえば、マイクロソフトのパワーポイントを使うことが多いですよね。

 私がインテルの社長時代の初期には、パワーポイントはまだまだ普及していませんでした。1990年代の初期に私は、あちらこちらの講演でパワーポイントを活用し、その普及に尽力したものです。

 写真やグラフや動画まで駆使して、非常に魅力的なプレゼンができますから、今では「プレゼンテーションといえばパワーポイント」というほど普及しました。しかし、気をつけてください。パワーポイントのこの便利さが、「両刃の剣」なのです。

 写真やグラフや動画、各種のアニメーションなど便利な機能を駆使して資料を作っている間に、肝心のプレゼンの内容が希薄になってくることがあります。提案する内容が薄いのに、見栄えばかりが先行する資料になってしまうのです。

 そして、使い方によってはパワーポイントが「自己満足のための道具」になってしまいます。これには、ぜひ気をつけてください。

【プレゼンの極意その2】

 パワーポイントに頼り過ぎない

 僕は、パワーポイントを全否定するつもりはありません。動画などの活用で魅力的な資料にもできるし、効果的なアニメーションも可能です。

 ただ、重要なのは「まず、主張ありき(プレゼン内容とプレゼン能力が大事)」「パワーポイントに頼り過ぎない」ということ。そして、「どうしてもパワーポイントで資料を作る時には、パワーポイントを効果的に使う」ということです。

 では、パワーポイントの資料を効果的に作るノウハウをお教えしましょう。

コメント0

「西岡郁夫の経営トップのコミュニケーション術」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の社会に足りないのは起業家精神です。

デイビッド・ルーベンシュタイン 米カーライル・グループ共同創業者兼共同最高経営責任者