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強いリーダーは自分の緊張さえリードする

ストレスから最大限の力を引き出す3つの方法

  • 鈴木義幸

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2009年8月18日(火)

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 プロゴルファーの宮里藍さんが、ついに米国女子ツアーで初優勝を遂げました。続く全英オープンでも3位。メジャー優勝も遠くないだろうと多くのスポーツメディアが伝えています。

 日本ツアーにおいて圧倒的な強さで幾度も優勝を飾り、2006年、絶好調の状態でアメリカに本格進出。米国ツアーでの優勝も時間の問題と、当初は言われていました。

 ところが結局、優勝は参戦4年目の今年までお預けとなったわけです。途中、極度のスランプに陥り、一時はドライバーを振るのが怖かったと報道されたこともありました。

 そんな宮里さん復活の影にはメンタルコーチのサポートがありました。

 ピア・ニールソンとリン・マリオット。米国女子ツアー5年連続賞金女王に輝いたスウェーデン出身のアニカ・ソレンスタムを指導したこともあるこの2人のサポートによって、宮里さんは“メンタル・タフネス”つまり、心の強さを取り戻しました。

 今回も、全英オープン前日、ニールソンは米国ツアー優勝から間もない宮里さんと1時間ほど対話する場を設け、「『おめでとう』の言葉を忘れて気持ちをリセットしなさい」と伝えたそうです。

 優勝すると、「ここまでやった。もういいや」という気分になりやすい。でも、それでは絶対にメジャー大会を戦えない。だから「おめでとう」の言葉を忘れて、気持ちを切り替える。ニールソンが宮里さんに伝えたメッセージの要点は、そういうことでした。

日頃の努力に見合ったパフォーマンスを出せるか?

 怖れや不安、時には気の緩みを乗り越え、日頃の努力に見合ったパフォーマンスを出せるように心を強くするコーチ。それがメンタルコーチです。

 いまでは、ゴルフの他、水泳、陸上などの個人競技から、野球、サッカーといった集団競技まで、メンタルコーチは幅広く活躍しています。

 さて、スポーツ選手がメンタルコーチをつけるように、企業のリーダーもまた、ここ一番の勝利に向けて心を強くするためにコーチをつけるケースが増えてきています。ビジネスで戦いの先頭に立つ人々も、ある意味アスリートであるといえるでしょう。

 大型受注の可否が決まるプレゼンテーション、社員のやる気を一気に上げたい年初のキックオフミーティング、ハードな価格交渉を要求される商談、社内決裁を取るための役員会での説明、労働組合とのぎりぎりの交渉……。

 リーダーの役割を担う人の行動が自分の、そして会社の未来に大きく影響を与える場面で、最高のパフォーマンスを発揮するためにコーチをつける。

 私どもは「メンタルコーチ」という肩書きで仕事をしているわけではありませんが、企業の役員などのエグゼクティブをコーチングする場合、みなさんに“ここ一番”での強さを発揮していただくため、メンタル面をコーチングする機会がひんぱんにあります。

 そこで、いざというとき心の強さを失わないためのいくつかの方法についてお伝えしたいと思います。

最適な緊張が最大の成果を生む

 人は大事な場面であるほど緊張してしまうものです。そこをどうすれば、慌てず騒がずの強い心で立ち向かえるようになるのでしょうか。

 まずは「オプティマル・ストレス」(最適なストレス)という考え方を理解してください。

 ストレスというと、一般的には“悪いやつ”と思われがちです。しかし、実際にはストレスは悪いものでも良いものでもありません。ストレスとは「外界から加えられる物理的、精神的な力を押し戻そうとするとき発生するエネルギー」のことを指します。エネルギーだから、それ自体には良いも悪いもないのです。

 ただ、ストレスが高すぎると人のパフォーマンスに支障が出てしまいます。逆にストレスが低すぎても同じことがいえます。

 例えば、「ここでがんばらないで、いつがんばる」というプレゼンテーションのとき、ストレスの度合いが高くなりすぎると、頭がのぼせて足が地に着かないような状態になります。逆にストレスが低すぎてもいけない。緊張がないのは、心身が弛緩してしまった状態ですから、やはりパフォーマンスは下がります。

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