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酵母と麹がヒット商品を生み出す

あのスーパードライを世に送り出した陰の主役

  • 星 良孝

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2009年9月2日(水)

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 「日経バイオ年鑑」によると、国内のバイオ市場はこの8年間で倍増した。医薬、食品、農業、環境などあらゆる領域に浸透し、バイオ関連の企業が着実に育っている。今や、バイオは雇用創出の基盤として存在感と高めている。

 アサヒビールも2007年10月から研究者を増員して、バイオ事業の強化に向けて動いている。研究開発戦略部の大竹康之部長に、アサヒビールのバイオ事業拡大と雇用創出効果を聞いた。

(聞き手は星良孝=バイオ部編集)


 ―― アサヒビールにとって、バイオは従業員の拡大につながるのか。

 大竹 実際、バイオは従業員の拡大に寄与する。当社の研究開発センターの人員は、2007年10月に約270人だったが、2009年8月には約315人まで増えた。

 当社にとって、バイオというのは、酵母、乳酸菌、麹という微生物で農作物を発酵させて、工業的に進化させることだ。

分散していた発酵の技術者を集約

アサヒビール研究開発戦略部の大竹康之部長
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 当社はこれら微生物を利用する事業を拡大しており、人員の適切な配置を進めてきた。2007年10月に組織改定を行って、バイオ関連の研究者を、酒類、飲料、食品、新規事業に関連づける体制に変更した。

 具体的には、発酵の研究者が分散していたのを改めて4つの部署に集約した。それ以来、人材も増員してきた。バイオは事業の基礎だ。

 ―― バイオを利用した事業を拡大するというが、例えば、どういった事業なのか。

 大竹 大きな動きは、酵母エキスの事業拡大だ。2009年2月、三井物産と共同出資して『アドバンスト・イースト・テクノロジーズ・ジャパン』を設立した。

 欧州に天然調味料である酵母エキスを製造、販売する。世界最大の飼料用酵母製品メーカー、オルテック社がセルビアに保有するプラントに生産委託する。

狙うは「Eナンバーフリー」

 ―― なぜ酵母エキスという一見、地味な事業を海外で展開するのか。

 大竹 欧州では、大きな意義がある事業になってきそうだ。酵母エキスは天然調味料として使用されて、食品加工メーカーや飲食店などに卸売りしていく。その欧州では、「Eナンバーフリー」という言葉が一般の消費者に受け入れられつつある。

 Eナンバーというのは、食品添加物に付けられる分類番号のことで、欧州では加工食品の表示に書き入れなければならない。

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