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のりピーのサブプライムな憂鬱(その1)

――覚せい剤を資産経済から考える

2009年9月8日(火)

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 突然ですが、なぜ「覚せい剤」を使用してはいけないのでしょうか?

 「法律で決まってるんだから、ダメなもんはダメに決まってんだろ!」

 そんなお叱りを受けそうです。でも例えば、ミドルティーンの息子や娘に

 「ねえ、どうして禁止されてるの?」

 と聞かれた時、十分子供を納得させられる説明を、私たち大人は返してやることができるでしょうか? 選挙がひと段落したところで、今回はこの問題を考えてみたいと思います。

芸能は強し? 視聴率が伸びる酒井法子報道

 9月6日の日曜日、フジテレビの報道番組「サキヨミLIVE」に最後の出演をしました。月1回のレギュラーでコメンテーター(番組では「サキヨミスト」と称します)をしていたのですが、9月いっぱいで番組が打ち切りとなってしまい、幸か不幸か私の地上波テレビのレギュラー出演は暫時なくなってしまいました

 さて8月9日にこの番組に出た折には「長崎原爆」(の日でした)も「裁判員裁判」(の特集になるはずでした)もすっ飛ばして、日本中が「韓流ドラマのような興奮と注目に包まれた」(スタッフの弁)酒井法子容疑者の報道に差し替えとなりました。

 で、この回の視聴率が「番組歴代最高の18.8%出た」とプロデューサーからお礼のメールをもらいました。番組自体が変わる予定で、「内容がまだ決まっていないけれど、コメンテーターのある番組だったら、また是非よろしく」というのは有難いお声がけでしたが、視聴率が良かったのは明らかに「のりピー」のお陰で、私はたまたまその週に出ていたのに過ぎず、何か申し訳ないような心持ちになりました。「芸能は強し、でしょうか」。Sプロデューサーの総括の一言でした。

 さて、ここで冒頭の問いを再び問うてみましょう。

 「なぜ覚せい剤、やっちゃいけないの?」

 テレビでは大半「シャブを食った(覚せい剤を摂取した)」という段階で、まるで池に落ちた犬に石を投げるように「悪いことをしたから悪いんだ」式のコメントばかりが繰り返されます。この日経ビジネスオンラインでは、小田嶋隆さんがそういう傾向を鋭く批判(「のりピーの夏休み」は意外に短そう)しておられましたが、とても大事な視点と思います。

麻薬はなぜ「悪い」のか?

 麻薬はなぜ悪いのでしょうか。

 「覚せい剤やめますか? 人間やめますか?」

 という標語がある通り、1つの答えは

クスリがダメなワケ:答えその1
 「覚せい剤は体に悪い」

 と言えるでしょう。

 薬物を摂取し続けることで身体も精神もボロボロになっていく。誰もが耳にする「事実」です。こういう答えに対して、しかし、反抗したくて仕方がない生意気盛りはこんな風に反論するかもしれません。

若者からの反論その1
 「体に悪い、って言ったら、タバコだってお酒だって悪いじゃん。マリファナの方がはるかに体には害が少ないんだっていうよ。パパ知らないんでしょ。だからオヤジはダメなんだよね」

 こんな類の「反論」が来た時、「・・・ええい、要するにダメなものはダメなんだ!」と、結論に短絡してしまうと、大人としての説得力はゼロになってしまいます。

 「ちょっとくらいやったって、わかりゃしないよ。『スピード』とかっていって、とってもスッキリして気持ちいいんだってさ」

 なんて言う、悪魔のささやきに対して、子供たちを守ってやれない。これではいけません。

コメント40件コメント/レビュー

既出ですがのりピーという表現が気になります。またのりピーのハイテンションの映像はあれは薬の影響なのでしょうか?そうかもしれませんが証明はされてませんよね。これも既出ですが覚せい剤だけでなくテレビという麻薬も覚せい剤と同じぐらい悪影響と思います。テレビの規制も真剣に考えないとと思います。テレビで商売してる人はテレビの悪影響には触れられないのでしょうが。(2009/09/10)

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いただいたコメント

既出ですがのりピーという表現が気になります。またのりピーのハイテンションの映像はあれは薬の影響なのでしょうか?そうかもしれませんが証明はされてませんよね。これも既出ですが覚せい剤だけでなくテレビという麻薬も覚せい剤と同じぐらい悪影響と思います。テレビの規制も真剣に考えないとと思います。テレビで商売してる人はテレビの悪影響には触れられないのでしょうが。(2009/09/10)

売る人が使いたがらない商品にロクなものはありません。(2009/09/10)

(1/4)サブプライムローンをはじめ、金融資本主義の作り出す実体のないバブルは共同幻想であり、いわば薬物中毒者の夢のようである。まさにその通りですね。それに引き換え、地道にモノをつくり成長していく実体経済、いわば産業資本主義はリアルに感じられます。 でも、それだけなのかな、とも思います。実体経済はいつまでも発展を続けられるのでしょうか?というのも、世界の人口は増加する一方で、地球というリソースは有限です。例えば、石油などの化石燃料の埋蔵量は限られいます。あるいは化石燃料の消費により発生するCO2の許容量(地球温暖化を進行させないための上限)も無限ですよね。もちろん、水資源など他にも有限なリソースは沢山あります。それゆえ、「経済が成長し続け、それに伴いみんなが豊かな暮らしができる。」という思いのほうが、バブルなんかよりも一層巨大で危険な共同幻想に思えます。どうでしょうか?(2009/09/10)

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