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第9回 社長もやはり経験の動物である

幹部や社員が知るべき、社長の3つの側面(3)

  • 武田 斉紀

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2009年9月7日(月)

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 社長の話をわかりやすくして、社長も社員も幸せに働けるようになるための『幹部や社員が知るべき、社長の3つの側面』のラストは、(3)社長を一人の人間として見てみようです。

 社長の3つの側面の(1)(2)では、「社長とは特別なポジションにつくことであり、このポジションによって秀でた3つの力を持つことになる」という話をしてきました。

 今回の話は(1)(2)とは逆説的です。社長は特別な存在ではあるけれど、「社長とて一人の人間である」ということを改めて知ることで、社長の話がわかりやすくなりますよというお話です。

 ふだん「社長とはどんな人ですか」と聞かれると、「社内で一番力がある人」とか、「一番給料をもらっている人」などと答えがちです。では、「あなたの社長はどんな人ですか」と聞かれたら、いくつ具体的なことが話せますか。

 「接待ゴルフばかりしているのでゴルフがうまいらしい」「奥さんとお子さんが2人いてもう大学生のはずだ」「ふだん物静かに見えるが、怒ると怖いらしい」などなど。

 あなたの社長は、あなたが働くうえでは間接的にあるいは直接的に大きな影響を及ぼす存在なのに、親しい友人ほどにはその人となりや生きてきた背景までは知らないのではないでしょうか。

1.「前回までの内容はだいたい覚えている」という方は、このまま読み進めてください。
2.「このコラムを初めて読む」または「前回までの内容を忘れてしまった」方は、こちらの記事一覧からご覧ください。1コラム当たり5~10分程度でお読みいただけます。

人間は経験の動物である

 「人間は経験の動物である」と言われます。私たちが人生において大きな決断をする際には、意識的に、または無意識に、これまで経験してきたことを判断規準にしているものです。

 記憶にある幼少期から始まって、自分の選択がうまくいったかどうかを人は覚えています。うまくいったことを成功体験として、うまくいかなかったことを失敗体験として、人は生きるうえでの”自分だけの”判断規準を形成していきます。次は失敗したくない、成功したいという思いから自然と積み重なっていくのです。

 私は以前の仕事を含めると、1万人以上の人に面接や取材をしてきましたが、その経験からも、「人間の判断規準は20歳くらいまでに一旦形成されてしまう」と言えます。

 20歳を過ぎた人間の判断規準を変えることは相当に難しい。いくら他人が自分の経験に基づいてアドバイスをしたところで、容易に受け入れられないのはそのせいです。特に人生の重要な決断場面では、最終的には自分の判断規準を優先してしまいがちです。

 一人ひとりの社長の人生観を知ると、社長の判断規準も見えてきます。もちろん人生の判断規準と、仕事や会社を経営するうえでの判断規準は異なる部分もあります。でも結局は、人生のうえでの判断規準をベースにしながら、仕事の上での判断基準が積み重なっているのです。

 社長の人間形成のうえでの判断規準を知る機会は、なかなかないと思います。そこでまずは仕事上での判断規準を知ることで、社長の判断規準の全体像を知る方法をご紹介していきましょう。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長