オンラインゲーム業界において国内の最大手はNHNジャパン(東京都品川区)だ。世界大手である韓国のNHNグループの日本法人で従業員を800人も抱えており、国内のインターネット業界でも屈指の雇用創出企業になっている。
ソニー出身であり、同社を急成長させてきた森川亮社長に今後の戦略などを聞いた。
―― 国内のオンラインゲーム業界でも積極的な採用が目立っていますね。
森川 私が2003年に入社した時にはたった30人の会社でした。それが今では800人にまで増えました。
オンラインゲームはネットビジネスです。会員に楽しみを与えるにはデザイナーや開発者など多くのクリエーターが必要になります。しかも、それをゼロから作っていく必要がありますから、多様な人材が数多く必要になります。
韓国の親会社など、外からソフトや人材を持ってくるだけでは日本で成功することができません。日本法人の800人のうち、2割ぐらいは韓国人です。ゲームの開発技術者が多いですね。
韓国、中国、米国、そして日本が主要市場
森川 日本法人の経営は私たち日本側に任されています。日本の会員に楽しんでもらえるための発想をすることが重要だからです。NHNは基本的に地元の韓国、中国、米国、そして日本が主要市場です。グループ全体では従業員が7000人もいます。
売上高は800億円ぐらい。大切なのはそれぞれの市場で別々のことをやっていく。そうでなければ、ユーザーの支持は得られません。
―― NHNは国内でもゲームの数が多いですね。
森川 うちの会社ではボードゲームやカードゲームのような簡単なゲームから、大作のロールプレイングゲームまで自社ゲームが130〜140ぐらいもあります。
現在、合計で3000万の会員登録がありますが、こうした顧客をうちのポータルサイトに引きつけて、コミュニティを作ってもらうことが大切です。それがビジネスにつながる。必ずしもゲームだけで勝負するつもりはないのです。
例えば、6月からはゲームというか、ファッションを競うようなポータルサービスも始めました。
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