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【第17話】優れた仕事人は「3K+1F」の体現者である

2009年11月10日(火)

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 「プロフェッショナル」――。以前と比べて、近年この言葉を耳にする機会がはるかに多くなったように思います。テレビなどを観ていても、プロフェッショナルと呼ばれる一流の仕事人を追いかけたドキュメンタリー番組は人気が高いようです。

 本場フランスで厳しい修業を積み、舌の肥えたお客たちを唸らせる料理人。幾たびの怪我に見舞われながらも世界の第一線で活躍し続けるスポーツ選手。紛争の絶えない地域に渡り、乏しい医療設備の中で1人でも多くの命を救おうと奮闘する医師……。

プロフェッショナルたちの共通項「3K+1F」

 プロフェッショナルと呼ばれる人たちの仕事ぶりには、見る者を感動させる“何か”があります。単に「優れたスキルがある」というだけでなく、心の持ち方や意識の高さという点において、彼らには仕事内容の違いを超えた共通点があるようです。

 このことはもちろん、私たちビジネスパーソンにも当てはまります。私自身の周りを見渡してみても、プロフェッショナルという形容が似合う優れたビジネスパーソンはおしなべて、ただ「一生懸命に仕事をする」というだけにとどまらず、いくつかのポイントを意識的、あるいは無意識のうちに実践しながら仕事に取り組んでいるのです。

 そのポイントを、私はよく「3K+1F」というキーワードで表現します。3K+1Fは、半世紀近くに及ぶ私のビジネス人生、特に30代半ば以降の私を支えてくれた、いわば「優れた仕事人になるための原理原則」。いま自分自身のキャリアを振り返ってみて、これまでのビジネス人生に比較的満足できるとすれば、それは「3K+1Fの原理原則」を心がけてきたおかげだと信じています。

 そこで今回のコラムでは、私が考えるプロフェッショナルの共通項「3K+1F」についてお話しすることにしましょう。

第1のK――各論

 「重箱の隅をつつく」という表現があります。「アイツは人の企画書を見るたびに重箱の隅をつつくような意見ばかり言う」というように、この言葉はたいてい否定的な意味で使われます。

 確かに、まずは大局を見極めなければならない時に、些細で瑣末なことばかりにとらわれているのは困りものです。企業市民(Corporate Citizen)という言葉があるように、いかなる大企業であっても社会の一員ですから、社会では、日本では、世界では現在何が起きていて、将来はどうなりそうだという大局観や洞察力を養う必要があることは当然です。

 しかし――。企業にとってより重要なのは、実は「総論」ではなく「各論」です。

 マクロ的な視点が大切だからといって、「この不況はいつまで続くのか?」「円ドルの為替レートは今後どうなるか?」「原油価格の動向は?」といった総論ばかりを気にしている間に、我が社が倒産してしまっては元も子もありません。

 ビジネスパーソンにとって、総論の勉強はそこそこ必要。ですが、肝心なのは「我が社、我が部、我が課、自分」という各論に落とし込んだ考え方です。

 各論とは、例えば「世の中の景気が悪く消費者の買い控えが続く中で、我が社の商品戦略をどうすべきか?」、「少子高齢化のトレンドの中で我が社のビジネスドメイン(事業領域)はこのままでよいのか? 何をどう変えるべきか?」、「業績低迷の中で、自分は何を考え、何をなすべきか?」というような考え方のことです。

 優れたビジネスパーソンに共通する1つ目の“K”は「各論」。総論だけで生きているうちは、単なる評論家や批評家にすぎません。

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