「財務3表で読み解くニュースな企業」

会社の経営状態を見抜く5つの秘訣

【財務分析講座】まずは基本トレーニングから

  • 國貞 克則

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2009年11月17日(火)

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 今回からシリーズでスタートするこのコラムは、会計の素人のための財務分析講座です。財務分析といっても流動比率や自己資本比率などの財務分析指標を説明するものではありません。財務諸表から会社の状態を読み解くコツを説明するものです。つまり、財務諸表のどこを見れば何がわかるのかを説明していきます。

素人でも財務諸表は読み解ける

 今回の第1回と次回の第2回は財務分析の基礎的な方法論の説明ですが、第3回からは話題の企業を例にとって実際に財務分析をしていきます。

 このコラムは会計に苦手意識を持つ人のためのものです。会計分野に深い知識がなくても財務諸表を読み解くことは可能です。このコラムを執筆する私自身が元々機械エンジニアですし、いままでに仕訳の勉強をしたこともありません。そんな会計の素人でも財務分析のポイントさえわかっていれば、財務諸表から会社の状態を読み解くことができます。

 ではこれから財務諸表が読めるようになる秘訣をご説明します。なお、私が書いた『財務3表一体分析法 』を既にお読みの方は第1回と第2回のコラムは飛ばして、第3回の実際の企業の財務分析から読んでいただいて結構です。

財務諸表に書かれているのは企業の3つの活動だけ

 まずは、PL(損益計算書)、BS(貸借対照表)、CS(キャッシュフロー計算書)という基本財務3表に何が書かれているかというところから話を始めましょう。実はPL、BS、CSに書かれていうことは極めて単純なことだけです。PL、BS、CSには企業の基本的な活動である お金を集める何かに投資する利益をあげる という3つの活動が書かれているだけなのです。全ての企業に共通する活動がこの お金を集める何かに投資する利益をあげる という3つの活動であり、この3つの活動をPL、BS、CSで表しているのです。図を見ながら説明していきましょう。

 「どうやってお金を集めてきたか」ということがBSの右側に表されていて、その集めてきたお金が「何に投資されているか」ということがBSの左側に表されています。そして、PLで「どのように利益をあげているか」ということが表されています。

 図1の真ん中にあるCSはキャッシュフロー計算書、つまり現金の動きを表す収支計算書です。簡単にいえば会社の家計簿です。私たちが日常で使う家計簿などの収支計算書は「収入」「支出」「残高」という3つの欄に分かれていますが、会社で使う収支計算書であるCSは少し違った分かれ方をしています。「営業活動によるキャッシュフロー」「投資活動によるキャッシュフロー」「財務活動によるキャッシュフロー」の3つです。

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