「リーダーのための“新”武士道 伝説の外資トップがあなたのメンターになる!」

【第18話】ものぐさ人間に捧げる英語上達法

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2009年11月24日(火)

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 ここに、ショッキングなデータがあります。次の表をご覧ください。

■ アジア24カ国の英語力ランキング(TOEFL:300点満点)

1位 シンガポール 255点
2位 パキスタン 238点
2位 フィリピン 238点
4位 インド 236点
5位 スリランカ 234点
9位 韓国 218点
13位 中国 216点
23位 北朝鮮 193点
24位 日本 192点

 具体的な調査機関名は失念してしまいましたが、2005年から2006年にかけて、ある調査機関がアジア24カ国を対象に英語力の調査を行ったそうです。結果はというと――日本は何となんと24カ国中24位! 一瞬目を疑い、次に目を覆いたくなるような結果です。

日本人が最も苦手なもの

 1位から4位までの国は英語を公用語にしていますから脇に置くとしても、お隣の韓国(218点)や中国(216点)にも、日本(192点)は1馬身か2馬身ほどリードされています。

 もちろん、この種の調査は誰を対象にどうやって調べたかという点を十分に吟味したうえでなければ、正しい評価はできないものです。しかし、その点を理解してもなお、「何たることよ!」という嘆息を禁じえません。

 その一方で、嘆いてばかりもいられない現実があります。これは大手の某人材斡旋会社の社長から聞いた話ですが、中途採用者を面接する時に必ず尋ねる質問が2つあるそうです。1つは「あなたはパソコンが使いこなせますか?」。そしてもう1つが、「英語はどのくらいできますか?」。そういえば、私もかつて社長職を務めていた時には、面接の際によくこの質問をしたものです。

 グローバル化の波がひたひたと押し寄せてくる中でビジネスキャリアを築こうと考えている人にとっては、英語力は不可欠のスキルといってよいでしょう。それなりに組織の階段を昇りたいという意欲のある人だったら、“ビジネス上の道具”としての英語能力は必須とも言えます。

日本人の英語力が伸びないワケ

 そもそも、日本人の英語がなかなか“使える英語”にならないのはなぜでしょうか? 私は、その理由は少なくとも4つあると考えています。

■理由1:学校教育に難あり!

 最近では義務教育でも英会話を重視した英語の授業を推進しているようですが、つい最近までは、学校で教える英語と言えば文法や読解力に偏ったものでした。英語の先生の多くが「英語を読んで書くことはできるが、話すのはちょっと…」という状況では、コミュニケーションの武器としての“使える実用英語”を身につけることは極めて困難です。

■ 理由2:「間違えたら恥ずかしい」という思いが上達を阻んでいる

 『菊と刀』で知られる米国の文化人類学者ルース・ベネディクトは、日本人の価値観を「恥の文化」という言葉で表しました。

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著者プロフィール

新 将命(あたらし・まさみ)

新 将命国際ビジネスブレイン代表取締役社長
1936年東京生まれ。早稲田大学卒。シェル石油、日本コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フイリップスなどグローバル・エクセレント・カンパニー6社で社長職を3社、副社長職を1社経験。2003年から住友商事などのアドバイザリー・ボードメンバーを務める。長年の経験と実績をベースに、国内外で「リーダー人財開発」の使命に取り組んでいる。
希薄な虚論や空論とは異なり、実際に役に立つ“実論”の提唱を眼目とした、独特の経営論・リーダーシップ論には定評がある。ユーモアあふれる独特の語り口は、経営幹部層や次世代リーダーの間で絶大な人気を誇る。近著『経営の教科書』(ダイヤモンド社)、『リーダーの教科書』(ランダムハウス講談社刊)は、現役経営者、若手リーダーの必読書となっている。



このコラムについて

リーダーのための“新”武士道 伝説の外資トップがあなたのメンターになる!

 当コラムでは、あなた自身が「できる・できた」リーダーになるために、さまざまな鍛錬を積んでいただきたいと思います。リーダーシップスキルを少しずつ磨いていくことで、「ウチの部下はどうして育たないのか」という冒頭の悩みに対する解決策も、おのずと見えてくることでしょう。
 部下の数が増えれば増えるほど、リーダーとしてのあなたの責任は重くなり、その分悩みも深くなります。ところが困ったことに、悩み多きあなたに有効なアドバイスをしてくれるメンターの数は、悩みの深さと反比例するように減ってしまうものです。
 私の願いは、ひとり孤独に悩みを抱えているあなたの声を聴き、双肩の重荷を少しでも軽くするお手伝いをすること。そして、あなたがより優れたリーダーとして活躍する姿を早くこの目で見ることです。ではさっそく次回から、リーダーシップについて一緒に考えていくことにしましょう。

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