「「買わない」私が、気になる売り場」

内藤vs興毅は選手だけでない、興行主の“戦い”

話題性と興行人気のビミョーな関係を探る

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2009年11月27日(金)

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人物紹介

菊地 眞弓:レースクイーンやミスコン荒らしなど「バブルでGO」を満喫した20代を経て、今や贅沢に飽きてほとんどモノを買わなくなったアラフォー女子

WITH三波 毒夫:流通の現場に出向き、同業者や取引先と情報交換するのが3度のメシよりも好きと言う謎の中年男。「WITH」は、「お客様とともに」を意味する

たまたま出会った2人が「世の中に、気づき・幸せ・役立ちを与える」で意気投合。今日も流通の最前線を歩きます。

WITH三波 毒夫(以下、三波) 今週日曜日、11月29日に、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)でいよいよ世紀の対決が行われるね!

菊地 眞弓(以下、菊地) プロボクシング、内藤大助さんと亀田興毅さんのWBC世界フライ級タイトルマッチですよね。

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三波 おっ、知っていたの? 格闘技に興味なさそうだから知らないかと(笑)。

菊地 失礼な! 知っていますよ。いろいろなメディアで紹介されていますからね。内藤さんはWBC世界フライ級日本選手最年長防衛記録を更新中ですよね。わざわざ試合会場にまで行って観たいとは思いませんけれど、テレビでは観戦するつもりです。

三波 やっぱり・・・。そこがボクシング業界の課題なんだよね。世間的に盛り上がっても、チケットの実売には必ずしも結びついていない。

 2年前、2007年10月11日に行われた内藤選手vs亀田興毅の弟である大毅選手の対戦も、テレビとしては成功したと言える。平均視聴率は30%を超え、瞬間最大視聴率は40%近くだったから。けれども、チケット販売は苦戦していたらしいんだよね。

 今回の内藤選手vs興毅選手の一戦も「視聴率は40%を超えるのは確実。全番組の年間視聴率でナンバーワンになるかも」との評判なんだよね。テレビ出演などで知名度の高い2人だし、「弟の敵討ち」というストーリーもある。さらに、興毅選手は試合前から内藤選手を挑発、お互いにヒートアップしているからね。

世間の盛り上がりは実需なのか

菊地 格闘技ファンの注目を集めていますね。まさに世紀の“因縁”対決ですね。 そこまで賑わいをみせているのだったら、もっと大きな会場、例えば東京ドーム(東京都文京区)でも満員になりそうに思えますね。

三波 今はテレビ観戦が主流になりつつあって、規模の大きい東京ドームを満席にすることは難しいというのが正直なところだね。

菊地 えっ、では、もしかして当日でも試合会場で観戦できる可能性はまだあるのですか?

三波 格闘技好きの僕としては大変残念な話だけれど、なかなかチケット完売とはいかないらしい。意外に知られていないのだけれど。当日券もあるんだよね。

菊地 でも観客に強面の人が多そうで(汗)、会場は怖いな。

三波 確かに、そんなイメージは否めない。ただし、今回のタイトルマッチを主催する興行主(プロモーター)である宮田ジムは、昨年12月に行われた内藤選手のタイトルマッチで、暴力団全面排除の試みを実施している。試合観戦を安心して楽しめるように、と努力する人たちが出てきていることも知ってほしい。

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著者プロフィール

菊地 眞弓(きくち・まゆみ)

菊地 眞弓フリーライター。東京生まれ。自動車メーカー勤務後、出版社などを経て、1998年に独立。現在、執筆のほか、ウェブなどのメディア制作会社も経営している
写真:©Precious(プレシャス)©永田忠彦

WITH三波 毒夫(うぃず・みなみ・どくお)

流通業界で15年以上の経験を持つ。現在も現役バイヤーとして某小売に勤務しているため、ここはペンネームでご容赦ください



このコラムについて

「買わない」私が、気になる売り場

消費者の心理や動向の変化を、店舗がどう解釈して購買意欲を沸き立たせようとしているのか。アラフォー女子と現役バイヤーが、話題の店舗で売り場をチェック。普通に買い物するだけでは見逃しがちな点を深堀りして、ビジネスの考え方やトレンドの作り方などを読み解いていく。

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