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第11話「もし費用を10億円減らしたらどうなりますか?この会社も費用を消したんです」

2009年12月2日(水)

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これまでのあらすじ

 豊橋で会計事務所を開いた会計士の西郷幸太は、自動車部品会社、日野原工業を買わないかと団達也に持ちかけた。西郷は創業者の日野原五郎から会社を「安楽死させてほしい」と言われていた。西郷は、日野原が粉飾決算をしていることを見抜いていた。

 エンジニアの金子順平は、ジェピーを辞めて実家のある豊橋に戻っていた。自分が苦心して書いたロボットの制御プログラムが、ジェピー親会社であるUEPC社の手に渡るのは納得できないでいた金子だったが三沢を通じてプログラムを返還することに同意していた。

 達也は細谷真理と2人の会社、MTC(Management and Technology Consulting group)を立ち上げ、飯田橋に事務所を構えていた。達也は自動車産業に参入したいと考え、金子にも一緒にやらないかと声を掛けていた。

西郷事務所

 達也は、電気自動車(EV)のビジネスをできないものかと真剣に考え始めていた矢先、西郷から日野原工業が売りに出ていることを知り、また金子と再会して、運命的繋がりを感じていた。

 真理は、自動車会社を立ち上げたいという達也の熱意は理解できても、それが成功の可能性がほとんどない無謀な試みであることも分かっていた。

 (自動車会社なんて、団さん何を考えているのかしら…)

 だが、達也は真理の心配を無視するかのように、真理を連れて再び豊橋に向かった。

 東京6時44分発のひかりに乗ると、9時少し前には西郷の事務所に到着していた。西郷は2人をミーティングルームに案内した。そこには金子が緊張した面持ちで座っていた。

 「あなたにも最初から参加してもらいたいと思いまして」
 金子にこのミーティングに参加するように依頼したのは、ほかでもない達也だった。

 西郷は用意した資料を3人に配った。

 「前にも申し上げたましたが、この会社は以前、今川公認会計士が見ていて、私が引き継ぐことになったんです。過去の決算資料を送ってもらうことになっているんですが、いまだに届いていません。

 今川先生は浜名湖にあるシニア向けのマンションに引っ越されたきり、音信が途絶えています。日野原工業の経理部長も忙しいの一点張りで、決算資料を見せてくれない。それで、直接、日野原社長に頼んで、前期の決算書を送ってもらいました」

 西郷は「第51期決算資料」と書かれた表紙をめくった。

「「熱血!会計物語 ~社長、団達也が行く」」のバックナンバー

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「第11話「もし費用を10億円減らしたらどうなりますか?この会社も費用を消したんです」」の著者

林 總

林 總(はやし・あつむ)

公認会計士

外資系会計事務所、監査法人勤務を経て開業。国内外でビジネスコンサル、管理会計システム導入コンサルのほか、大学で実践管理会計の講義を行っている。また管理会計の草の根活動として、団達也会を主宰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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