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大久保恒夫・成城石井社長【再掲載コラム】

  • 田嶋 雅美

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2009年12月7日(月)

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 イトーヨーカ堂やファーストリテイリング(ユニクロ)、良品計画などで経営改革に取り組んできた大久保恒夫・成城石井社長と、チェーンオペレーションを中心とした業務改善コンサルティングを手がける田嶋雅美・フランチャイズアドバンテージ社長による対談形式のセミナーを12月10日に開催します。

 大久保氏は、日経ビジネスオンラインに連載する「小売業に夢を翔けて」が大きな反響を集めました。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で取り上げられ、フジテレビ「報道2001」でコメンテーターも務めるなど、今、注目の経営者の1人です。

 その大久保氏と、経営コンサルタントの田嶋氏のお2人が小売業の成長戦略をどのように考えているのか。セミナー前に知っていただきたく、今回、田嶋氏が大久保氏について語ったコラムを再掲載します。

■記事の最後に「特別ライブセミナー」のお知らせがあります

※2009年9月2日公開記事の再掲載です。

 「8種の具材のところてん(生姜だれ)がおいしいの~! これ、初体感の味ですよ」「いっぱい、具材が入っているけど100カロリーないんだよ」「テレビで紹介されていた特製豆腐、おいしそう!」「食べてないの? 口の中に大豆の香りが、ぶわっと広がるんだよ」

 関東・中部・近畿に約50店舗を抱える食品スーパーマーケットである成城石井の社長、大久保恒夫さんとのお付き合いは3つある。まずは、「成城石井フリーク仲間」である(笑)。2人で、成城石井の商品を語り出したら、きりがない。

大久保恒夫 成城石井社長

 話した次の日に、私はごっそり成城石井に買い込みに行く。大久保さんが2007年に成城石井の社長に就任してから、オリジナル商品が驚くほど美味しくなった。成城石井は珍しい輸入菓子や輸入チーズ、ワインの豊富さで有名だったが、田嶋的には、惣菜とパンは「いまいち」だった(すみません!)。

 「惣菜とパンが、いまいちなんですけどぉ~」。大久保さんにずっと言い続けていた。最近の味の向上は目覚しく、惣菜狙いで成城石井に行く日が増えた。様々なユーザーの意見を広く集め、真剣に受け入れているのだろうと感じる。

 2つ目に、コンサルティングの「先生」である。フジテレビのニュース番組「報道2001」の特集で、「流通で奇跡を起こす男」と名づけられ、フリースブームで急成長したユニクロや「無印」ブランドで躍進した良品計画における輝かしいコンサル実績が紹介されていた。私は、大久保さんとは良品計画で互いにコンサルとして出会った。とかくコンサル同士は倦厭(けんえん)しがちだが、大久保さんは違った。「大久保ノウハウ」を惜し気なく、私に教えてくださった。

 そして最後に、クライアント先の「社長」である。良品計画でコンサルをご一緒した後、大久保さんは、事業再生のプロ経営者として九州地域でドラッグストアをチェーン展開するドラッグイレブン(福岡県大野城市)、それから成城石井に招聘された。「田嶋さん、前回と同じことをやってください」。行く先々で、業務改善を任せてくださった。

 大久保さんの「業務改革手腕」は、日本有数である。優秀なチェーン経営者でも、商品開発やマーケティングは強いが、オペレーションに精通している人は少ない。私が仕事させていただいた中では、オペレーションかつチェーンマネージメントの両方に長けている経営者のトップ3(順不同)は、大久保さん、吉野家ホールディングス社長の安部修仁さん、キタムラ専務の浜田宏幸さんである。

 コンサルと経営者の両方の立場で、業務改革の大成果を上げている大久保さんに「緻密なロジック、現場で徹底的にやり切る力。田嶋さんのところの業務改革手法は日本一です」と誉めていただいた時は、涙が出た。私たちの心の勲章として、いつも燦然(さんぜん)と光っている。

再生は「1、2、ジャンプ」

 大久保式事業再生のステップは、「1、2、ジャンプ」と命名できる。1で基礎固め。2で人作り。3で事業拡大。最近、大久保さんは、赤丸急上昇でメディアに登場しているが、人作りばかりに焦点が当てられている。が、みなさま間違えてはいけない。大久保式は「1、2、ジャンプ」。ベースの基礎をしっかりとスピーディーに作り上げ、その上に人作りの石垣を積み上げていくのが「肝」なのである。

 基礎固めステップは、「挨拶」「売り込み」「品出し」の3点に絞る。その3つの施策のPDCA(Plan-Do-Check-Action)を週サイクルで行い、数値管理や行動管理を習慣化させる。

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