質問
入社して5年目になりますが、毎日同じことを繰り返すだけの地味な仕事で、最近はすっかりやる気がなくなりました。もっとやりがいを持てる仕事をやりたくて、転職しようと考えています。
(27歳、女性、事務)
お悩みの解決方法は簡単です。ずばり、転職先を探す前にご自分の仕事を「やりがいがある仕事」に変えてみてはいかがでしょうか。
あなたが考える「やりがいがある仕事」とは、どのような仕事ですか。華やかで見映えのいい仕事ですか? お金がたくさんもらえる仕事ですか? それとも縁の下の力持ちとなる仕事でしょうか?
私は、「やりがいがある仕事」とは、働いている本人が「やりがいがある」と思っている仕事だと考えています。逆に、どんなに格好良く見える仕事でも、本人が「つまらない」と感じていれば、それは「つまらない仕事」なのではないでしょうか。
よく当社の社員にも話すのですが、人間は、とらえかた次第で、いくらでも前向きになれるものです。私の経験上、「心の持ちようや考え方」でどうにでもなってしまうことは案外多くあります。現実にはつまらない仕事を「やりがいがある」とただ思い込むだけじゃないか、という方もいるかもしれません。確かに無理やり思い込もうとするなら、そうなのかもしれません。でも、次のように少しとらえかたを変えると、自然とやりがいを感じるようになりますよ。
会社に無意味な仕事は1つもない
まず1つ目は、どのような目的を達成するためにその仕事が存在するのか、何のためにその仕事をしているのかを考え描きながら仕事をすることです。目の前の仕事だけに向かうのではなく、大きな目標に向かって仕事をします。どんな会社にも「誰の役にも、何の役にも立たない無意味な仕事」なんて1つもありません。どんなに地味で目立たなくても、その仕事をする人がいないと困ってしまいます。
当社も私一人ではなく、全社員そしてステークホルダーの皆様の力で会社が動いています。お客様にはテレビやラジオ、インターネットサイトやカタログなどを通じて当社の商品情報などをお届けしていますが、その裏には、商品を仕入れるバイヤー、テレビショッピングのカメラマン、カタログの制作ディレクター、問い合わせに対応するコミュニケーター、注文・物流システムを開発するエンジニア、商品を発送する物流スタッフ、など数多くの社員が働いており、それぞれに役割があります。
一度立ち止まって、自分の仕事が会社の中でどんな役割を果たしていて、どんな貢献をしているのかを考えてみてください。いかがですか? あなたの仕事は「何の意味もなく、役に立たない仕事」ですか?
ここから先は「日経ビジネスオンライン」の会員の方(登録は無料)、「日経ビジネス購読者限定サービス」の会員の方のみ、ご利用いただけます。ご登録のうえ、「ログイン」状態にしてご利用ください。登録(無料)やログインの方法は次ページをご覧ください。



1948年長崎県生まれ。大阪経済大学経済学部卒業後、機械メーカーを経て、父親が経営するカメラ店へ。86年に独立して「たかた」を設立。90年のラジオショッピングから通信販売に乗り出す。94年、テレビショッピングにも進出し、業績を伸ばす。99年、現社名に変更。







