「武田斉紀の「よく生きるために働く」」

第9回 あなたのキャリアをA×B=スペシャルCに変える

たとえば「従来のキャリア」→「異なる業界」で高く売る

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2010年3月15日(月)

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組み合わせ方は全部で7つ

 前回の第8回では、「あなたのキャリアは、すでにオンリーワンですよ」という話をした。一人ひとり異なるキャリアを、業種や職種を一旦はずしてみることで、様々な活かし方が見えてくることをお話しした。さらに、業界・職種も、分解すれば可能性は広がる。

 今回はその続編とも言えるが、「一人の中の複数のキャリア(今後も含めて)を組み合わせることで、オンリーワンが見つかる」という話をしたい。

 自分のこととして読まれる方には、前回と合わせて、「そうか、自分のキャリアも捨てたものではないのだな」と思っていただけると思う。経営や人事部門の方は、個人のキャリアをどう判断し、活かしていけばいいかのヒントとなればうれしい。

 ここでいう「一人の中の複数のキャリア」とは、必ずしも別会社でのキャリアを意味しない。同じ会社で複数の仕事を経験していてもいいのだ。5年、10年と働いていれば、たとえ同じ部署にずっといたとしても、仕事内容が一切変わりませんでしたという人はほとんどいないのではないか。

 これまでの働き方のスタイルも様々でいいし、プラスに活用すればいい。たとえば、あなたの目指す未来の仕事に期間限定のニーズが次々とあるのなら、業務委託契約でも不安はない(後で紹介するパターン(1)のAさんなどがそうだ)。時間を自分でコントロールできるから、これまで以上にオフも楽しめる。

 大切なのは、経験してきた仕事の中身をどう見るかだ。

 キャリアの組み合わせパターンは、現在私が整理している限りで7つある。他にもあるかもしれない。あれば、ぜひコメント欄に書き込んで、教えていただければ幸いだ。

<キャリアの組み合わせ7パターン>
◆パターン(1) 【一点突破】
◆パターン(2) 【2職種組み合わせ】
◆パターン(3) 【業界転換】
◆パターン(4) 【職種×何かのセグメント】
◆パターン(5) 【顧客特化】
◆パターン(6) 【マルチプレーヤーだけどスペシャリスト】
◆パターン(7) 【プライベートとの接点】

 今回と次回の2回にわたって、全7パターンを、実例を挙げながら順次ご紹介していこう。

 読者のみなさんのキャリアはいずれかの一つにしか当てはまらないというわけではないと思う。2つ3つと当てはまる組み合わせパターンが見つかるのではないか。

 もしも行き詰まったら、前回第8回の記事を再読いただき、業界や職種の固定観念を捨てて、もう一度自分自身の職務経歴書を作成し直してみてほしい。きっと何かヒントが見つかると思う。

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著者プロフィール

武田 斉紀(たけだ・よしのり)
企業理念コンサルタント
ブライトサイド コーポレーション代表取締役社長

武田 斉紀1986年東京大学卒、同年リクルート入社。人事部を経てHR事業部へ。大手から中小まであらゆる規模、あらゆる業種の企業を対象に、採用・組織作りやブランド構築を支援する。全社表彰、MVPほか各賞を受賞。その後マーケティングの新規事業立ち上げに参画、軌道に乗せて2002年に退職。期間限定でベンチャーの立ち上げに参画した後、2003年9月に企業理念の共有浸透を専門とするコンサルティング会社、ブライトサイド コーポレーション(正式名称ブライトサイド株式会社)を設立、現在に至る。
日本一のコピーライター集団「TCC(東京コピーライターズクラブ)」会員。
著書『なぜ社長の話はわかりにくいのか』(PHP研究所)、『新スペシャリストになろう!』(PHP研究所、海外でも発売)、『行きたくなる会社のつくり方』(Nanaブックス)。
全国で講演多数/一般企業、経営者交流会、官公庁、都道府県などの自治体、学校。
ホームページ:http://www.brightside.co.jp/
■過去のコラム
「社長の話がわかりやすい会社は伸びる」
「武田斉紀の「企業理念は会社のマニフェスト」」
「武田斉紀の「よく生きるために働く」」
「武田斉紀の「行きたくなる会社のつくり方」」



このコラムについて

武田斉紀の「よく生きるために働く」

今回のシリーズ『よく生きるために働く』は、社長も部長も課長もメンバーも関係なく、すべての働く人にとっての大切なテーマではないかと思う。
一人の大人として、社会人としては“義務だから働く、生活のために働く”のは言うまでもない。だがそれだけで、人は大人人生の半分以上を占める仕事の時間を幸せに過ごせるだろうか。
働く目的や意義を考えることは、人の集合体である会社を元気にする、元気を保つ上でも欠かせない。「働く目的や意義を同じくする人たちと一緒に働ければ、人はもっと幸せに働ける。人生をよく生きる、幸せに過ごすことができる」からだ。
このコラムシリーズが、読者のみなさんにとっての働く目的や意義を改めて考え、“よく生きる”ためのきっかけになりますように。
前回シリーズ「企業理念は会社のマニフェスト
前々回シリーズ「社長の話がわかりやすい会社はのびる

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