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第10回 【後編】あなたのキャリアをA×B=スペシャルCに変える

自分が気づかないスペシャルなキャリアを掘り起こす

  • 武田 斉紀

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2010年3月23日(火)

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きっと見つかる、あなただけのスペシャルなキャリア

 今回は第9回の【後編】として、「一人の中の複数のキャリア(今後も含めて)を組み合わせることで、オンリーワンが見つかる」について、前回ご紹介した3つの組み合わせパターンに加え、残り4つもご紹介してみたい。
(最初から読み直したい方は、第9回からご覧ください。キャリアの組み合わせ7パターンの一覧もあります)

 みなさんのキャリアには、まだまだ気づいていないスペシャルなキャリアが眠っているように思う。それぞれがこれまでに経験してきたキャリアを棚卸しし、7つのパターンに当てはまるものがないかと考えてみてほしい。経営や人事部門の方には、個人のキャリアをどう判断し、活かしていけばいいかのヒントになれば幸いだ。

◆パターン(4) 【職種×何かのセグメント】

 みなさんがこれまでに経験してきた職種を、あるセグメントできってみましょうという提案だ。「職種」×「セグメント(絞り込み)」と考えてほしい。たとえば営業職。営業職経験者は世の中にいっぱいいる。最も多いくらいだろう。しかし、何かのセグメントで絞り込めば経験者は絞られる。さらに絞り込めば・・・、実例をお話しした方がわかりやすい。

◆【職種×何かのセグメント】の実例

<Gさんのケース:営業×外資系専門>

 少々英語が得意な営業マンGさんがいた。ある商材で新規開拓をするにあたり、効率よく当たるために課のメンバーで担当分野を分けた。いくつか有望そうな分野の一つに、外資系企業というのが浮上した。Gさんは日常の英語がなんとかしゃべれる程度だったが、白羽の矢は彼に当たった。

 彼は英語の勉強をし直しながら、度胸で1社1社飛び込んで行った。営業の常だが、何社か回っているうちにツボがわかってきてトークも定まってくる。相手も日本人相手の英会話は慣れているから、こちらのペースに合わせてくれる。

 私にも似たような経験があるが、意外とうまくいくものだ。相手が求めているのは担当業務のプロフェッショナルであって、必ずしもネイティブな英語力ではない。その点において日本に来ている欧米の外資系企業は、「TOEIC何点以上」と条件を提示しながらも何が重要かわかっている。

 Gさんは外資系企業を次々と受注していった。周りのメンバーからすれば、すでに近よりがたい領域、Gさんの独壇場だ。Gさんは社内でも外資系に強い営業マンとして他のセクションかも引っ張られ、同期よりも早く課長に昇進した。

 当時に比べたら英語をきちんと話せる人は増えているが、それでも貴重な存在であるに違いない。ちょっとした度胸と勉強意欲さえあれば道は開けるのだ。同じように外資系に強い営業マンが現れたなら、さらにIT分野、医療分野などとセグメントしていけばいいのだ。

<Bさんのケース:人事×代理店業態>

 人事部の採用経験者としてHさんが転職した先は、代理店形式を取る日本に上陸したばかりの外資系保険会社だった。仕事は代理店の募集と採用の窓口。代理店とは、個人や小さな会社でその会社の保険の販売を業務委託で請け負ってくれる人たちだ。

 乱暴にいえば、社員ならしっかり教育して直接管理すればいいが、代理店は社外であり他人である。面接では当社の商材を扱ってもらうにふさわしいかどうかを瞬時に判断し、普段は管理できないところで任せるしかない。それでいて何かあったら、結局、世間や法的に責任を問われるのは保険会社の方だ。

 代理店の募集採用には特殊なノウハウが必要になる。彼は苦しみながらも無事に日本法人を立ち上げ、軌道に乗せた。Hさんは代理店形式を取る様々な業界で高く買われるキャリアを得たことになる。それと同時に、組織を一から立ち上げて成功させたというおまけつきだ。こちらの切り口だけでも売り込み先はたくさんありそうだ。

<パターン(4) 【職種×何かのセグメント】のポイント>

経験した職種の中に、他人と異なる特殊性を探してみる。なければ、これから意識的にセグメントして取り組んでみる
セグメントは何でもよい。広報マンなら知名度の低い会社や不人気業界で成功した経験(2社もあれば十分)などは、十分にセグメントされている

コメント2件コメント/レビュー

駐在経験のあるエンジニアです.今回の記事を拝見して,ちょっと安心しました.自分が「何でも屋」であるのに対して,同僚などがそのような「何でも屋」を軽蔑する傾向があったからです.何でも屋は何でもそれなりにこなせるが,専門的になりにくいため,困ることが多かったです.そして,嫌がらせも受けました.しかし,いよいよ仕事を始めてから何でもやってきた経験が生きるときが来るようです.スペシャリストであり,オンリーワンであり続けるように努力したいと思います.(2010/03/25)

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駐在経験のあるエンジニアです.今回の記事を拝見して,ちょっと安心しました.自分が「何でも屋」であるのに対して,同僚などがそのような「何でも屋」を軽蔑する傾向があったからです.何でも屋は何でもそれなりにこなせるが,専門的になりにくいため,困ることが多かったです.そして,嫌がらせも受けました.しかし,いよいよ仕事を始めてから何でもやってきた経験が生きるときが来るようです.スペシャリストであり,オンリーワンであり続けるように努力したいと思います.(2010/03/25)

この記事を読む人はそれなりの領域の人(上位2割)だからこれでよいのかと思う。しかし、会社は6割の人のルーチンワークで成り立っており、この人達に支えられて2割の人が存在している事を忘れないで欲しい。伝票をきちんと処理する人、データを入力する人、工場ではただ計量する人、包装する人、機会の整備をする人、この人達の仕事を評価し、やりがいを感じさせる事が重要でしょう。下位2割の人も仕事はお金と割り切り、5時以降に人生を見出している人もたくさんおり、仕事だけで駄目とはいえません。キャリアーを求めるだけが仕事ではないと思います。(2010/03/23)

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