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第25話「費用や投資を予算金額以内に抑えることが立派なことと思っているのかね」

2010年3月24日(水)

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これまでのあらすじ

 日野原工業の社長となった団達也は、社名を「ヒノハラ」に変えて新たな第一歩を踏み出した。

 ヒノハラは日豊自動車の購買部長に言われるまま、巨額の遊休設備を建設し、滞留在庫の山を築いてしまっていた。これが利益とキャッシュフローを圧迫し、資金繰りに窮するほど経営は危機に陥っていた。

 ヒノハラに戻ってきた技術者の金子順平は、役員会で「誰も試みたことのない方法で、高性能リチウム電池を作ることができそうなんです。半年で完成させてみせます」と宣言した。

 

伊豆

 新緑の香りが漂う伊豆高原。達也は真理と連れ立って、久しぶりに宇佐見の別荘を訪れた。これから進めようとしているビジネスについて、宇佐見の意見を聞きたかったからだ。それともう一つ目的があった。宇佐見に真理を紹介するためだ。

 2人は面識がない訳ではなかった。だが、真理は宇佐見のすばらしさも、厳しさも知らない。今後、ヒノハラが自律的に世界に打って出るには、真理にはもっともっと成長してもらわなくてはならない。人の成長に欠かせないのは、大書物と、大自然と、大人物との出会いというではないか。達也はそんな思いで、真理を連れてきたのだった。

 玄関のチャイムを鳴らした。

 ほどなく宇佐見が現れて、2人をいつもの応接室に通した。

 (また老けたかな…)

 達也には宇佐見の体の衰えがはっきりとわかった。

 「今日は経理部長の細谷を連れてきました」
 真理は神妙な面持ちで会釈した。

 「達也。したいことが見つかったかな」
 宇佐見がしっかりとした声で聞いた。

 「はい。ぜひ先生に聞いていただきたいと思いまして」
 達也は練り上げた経営戦略を話し始めた。

「「熱血!会計物語 ~社長、団達也が行く」」のバックナンバー

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「第25話「費用や投資を予算金額以内に抑えることが立派なことと思っているのかね」」の著者

林 總

林 總(はやし・あつむ)

公認会計士

外資系会計事務所、監査法人勤務を経て開業。国内外でビジネスコンサル、管理会計システム導入コンサルのほか、大学で実践管理会計の講義を行っている。また管理会計の草の根活動として、団達也会を主宰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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