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【最終回】オトコは強く、オンナは美しく、そして互いに依存せず

2010年4月6日(火)

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 編集Yです。この連載は、「これまでやってきた」「いままで通り」の枠組みの中で、どうしても狭く固まりがちな視野をどうやったら抜け出せるか、が隠しテーマでした。その状況に陥っている姿を「オトコらしい」とし、そこから抜け出すための視点は往々にして、ビジネスの現場にいる女性から学べるのではないか、と考えたわけです。

 「オトコ」とあえて名付けたのは、実際にビジネスの現場はジェンダーとしての男性側の「これまで」が強く支配しているからですが、もちろん、ジェンダーとしての女性にも同じように「これまで」「いままで」があるはず。最終回となる今回は、これまでと逆に「オンナらしい」についてうかがいたいと思います。

清野 ズバリ、佐藤さんが仕事をしていて、「だから女はダメなんだ」と思うのは、どういう時でしょうか。

佐藤 やはり感情的になりやすいところですね。感情的になった時、それをコントロールする力が男性に比べると弱い場合が多いように思いますね。

清野 たとえばどういう場面でしょうか。

佐藤 たとえば議論になった時、最初は「直面している課題に対するベストな選択肢は何か?」を探るべく、お互いにとって正しいロジックで押していたはずなのに、議論が進んでいくうちにどんどんヒートアップしてしまって、必要以上に感情的、攻撃的になってしまうような場面などですね。で、後で「アタシ、カミソリって、言われたわ」って、武勇伝にしてしまったり・・・・・・。

清野 勝ったわ、ふん! と、鼻息荒く。

佐藤 当初は筋の通った言い合いだったのに、途中から、何を目的として言い合いをしているのか、というテーマから逸れて、相手を打ち負かすこと自体が目的となっていってしまう。そんなスイッチの切り替えはちょっと・・・・・・と思います。

清野 スイッチの暴走は女性に多いでしょうか。

佐藤 私の拙い経験の中ではありますが、女性の方が多かったですね。

清野 とうかがう私も、そういう覚えがあったりして、ドキッとしました。勝った、といっても、もしかしたら、相手が大人の態度で矛先を収めたところも、大きかったかもしれないのにね。

「飲み込み方」のトレーニングと、甘え方

佐藤 感情の飲み込み方、収め方にかんしては、やはり男性の方が社会的に訓練されているなあ、と感じますね。

清野 言い返したいところを、サムライのようにぐっと言葉をこらえる、と。

佐藤 それともうひとつ、女性は自分の状況に甘えることも多いのではないかと思います。

清野 状況とは?

佐藤 たとえば、子どもがいて働いている自分に甘える、というようなことですね。

 以前に、あるプロジェクトで外部の方々とチームを組んだ時、みんなで次回の会議日程を決めましょう、いついつの17時半というのはどうでしょう、という場面がありました。その時に、メンバーの1人だった女性が、「私、それ、即答できません」と、真っ先に言い放たれたんですね。子どもを保育士さんに預けているので、保育士さんの都合を聞いてみないと分からない、という理由だったのですが、どうしてこの方は複数の企業の方が関わる大きな仕事のスケジュール調整という場で、最初に自分のプライベートな事情を言われるのかな? と、若干、違和感を覚えてしまいました。

画像のクリックで拡大表示

清野 若干、違和感をお覚えになった、と。

佐藤 はい。すみません、このような言い方で(笑)。

清野 それは説明というより、振りかざす感じが強かったとか?

佐藤 そうですね。

清野 佐藤さんは、「えっ、この人って??」と思う時、顔に出ますか? それとも、にこにこして聞いているんですか。

佐藤 顔には出しません。でも、心の中ではちょっとびっくりしていました。

清野 振りかざす感が強い方は、確かに面倒臭いタイプだな、と思います。

佐藤 最終的には、その方のご都合に引っ張られるように、全員が再度、日程調整をするような感じになりました。

清野 でも、佐藤さんご自身だって、子育てをしておられるワーキング・マザーですよね。その方にシンパシーとかは感じなかったですか。

佐藤 もちろん事情は分かりますし、夜は子どもと過ごしたいという気持ちや、時間外に保育士さんを確保することの大変さなども、同じ立場の人間として当然、理解しています。でも、仕事の席で次回の会議日程を調整しましょう、という時に、しかも自分以外の全員のメンバーがそのスケジュールでOKだと言っている時に、「保育士さんがどうとかこうとか」というセリフを言い出す必要はないと個人的には思います。「6時からどうしても別件が入っているので確認します」と言えば済むのではないでしょうか。

清野 子どもをご印籠みたいに使う、という態度がだめなんですね。

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「【最終回】オトコは強く、オンナは美しく、そして互いに依存せず」の著者

清野 由美

清野 由美(きよの・ゆみ)

ジャーナリスト

1960年生まれ。82年東京女子大学卒業後、草思社編集部勤務、英国留学を経て、トレンド情報誌創刊に参加。「世界を股にかけた地を這う取材」の経験を積み、91年にフリーランスに転じる。2017年、慶應義塾大学SDM研究科修士課程修了。英ケンブリッジ大学客員研究員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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