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第1話/「私を採らない企業なんて、大キライ!」

2010年4月9日(金)

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 「受けても受けても、落とされてばっかり。これじゃ就職活動じゃなくて、『不採用活動』ですよ」――

 そんな就活生の声を、何度耳にしたことか。苦しいよね、分かる分かる。そんな風に話を聞くたびに、自分の就活時代の記憶が鮮明によみがえってきます。

 今春、就職できない若者は30万人を超えたといわれます。2008年秋のリーマン・ショック以降、急速に冷え込む新卒市場。企業は、コストを抑えるため新卒斬りに走る。新鮮な発想、成長の可能性を秘めた若者を職場からはじき出す。そんな状況を生み出している日本企業に、明るい未来はあるのでしょうか。

 バブル崩壊後の就職難に見舞われた、いわゆる「ロスジェネ」世代のワタシ(日経ビジネス記者)が、今どきの就活事情について(恐れ多くも)モノ申したいと思います。この連載は2010年4月12日発売の日経ビジネスの特集「新卒採用で伸びる会社」のプロローグとして、採用される側の視点に立った内容を掲載していきます。4月12日号特集記事も是非、ご覧下さい。お申し込みはこちらです。

 桜、満開。春到来。

 「日経ビジネスオンライン」読者の皆さんの中には、先週末はビール片手に花見を楽しんだという方も多いのではないでしょうか。

 そんなサラリーマンの軽やかな気分とは裏腹に、暗い色のスーツを着た就職活動中の学生の心は、いまだ冬模様のようです。

 一説によると、2010年3月の大学卒業生は、就職留年組を含めて16万~17万人が就職できなかったそうです。高校生も合わせれば、その数は実に30万人規模。一方で、「2011年春卒業予定の学生たちの就職は、一層厳しくなりそう」との声も聞こえてきます。

 今ここに、新たな「失われた世代」が続々と誕生しようとしています。

「就活デモ」発生! 就活は「くたばる」のか?

「そうそう瀬戸さん、就活デモの話、聞きました?」
 ......えっ? ナニナニ何それ?

「就活のバカヤロー」「就活紛糾!」--勤労感謝の日に行われた「就活デモ」。プラカードを掲げて早稲田を練り歩く学生たち

 4月12日発売の本誌特集「新卒採用で伸びる会社」の取材で、就活中の学生たちに話を聞いていたときのこと。勉強不足なワタシに、ある東大生が「就活くたばれデモ」なる学生たちの小さな反乱について教えてくれました。何でも、就活に疑問を呈する学生たちがプラカードを持って、街中を練り歩いたというのです。

 北海道大学文学部在学生の提唱で始まった通称「就活くたばれデモ」は、昨年の11月23日、勤労感謝の日に行われました。

「嘘つき合戦の就活はやめろー!」
「就活始まるの早いぞー!」
「面接官、偉そうな態度取るなー!」
「俺たち全員採用しろーー!!」

 就活に対する不満をぶちまけよう! そんなインターネット上の呼びかけに、北大クラーク前にはスーツ姿の学生たち約20人が集結。小さなデモ集団は、「面接多すぎ」などと書かれたプラカードを持って北大クラーク前を出発、これまた小さなシュプレヒコールを揚げながら、札幌市中心部を行進したのでした。

コメント72件コメント/レビュー

1.百社エントリーしようが、自分の価値観や歩むべき道も深く考えず、業界や企業すらも深く研究しない人間は落ちる。2.安定第一なら企業に入ろうとするのが間違っとる、公務員しかなかろう。3.やりたくもない人物を演じたきゃどうぞ、心を無にして頑張って下さい。4.セクハラ面接官の言動は慎むべきだろう、しかし面接官が言わずとも、鼻の下は伸ばしているんでは。そして、そういう印象を与える格好をする就活生もまた問題。胸をはだけさせるんなら、男性面接官のリアクションにも対応できるようにしなさい。見る気がないのに、アイ・コンタクトすれば視界に入り意識下に潜り込む、正直目のやり場がなくて困る。相手に不快感を与えたり、相手を困らせることは、本来はマナー違反ですよ。さて本題。自らが歩むべき道を考えていない人は、就活生だけでなく社会の中にも相当数いると思う。それは子供の頃から、親の価値観と考え方で、歩んだほうがいいと思われた道を敷かれることが多いからだろう。また、小さな頃から習い事とか塾とかに行かせるのは、親にそういう思いがあるからだろう。自らの価値観が芽生えてくると価値観の押しつけが、煩わしくなるはず。その時には、自分の考えを親に伝えること、親の意向をコテンパンにして、自らが責任をもって道を決めること。親に縋るという退路を断てば、選んだ道を全力で走らざるを得ない。さもなくば、けもの道を全力で走るしかない。演じたくもない役を一日拘束時間だけ演じる人間と、自己実現のために拘束時間以上を仕事に注力する人間では、差がつくのはほとんど明らかだろう。就職したい人気企業ランキングや親が就職させたい企業ランキングを見てみると、傾向がかなり似ており、商社や製造業が多く見られる。成功という道を走ってきた企業だが、全く真新しくない。現代で有名な日本人経営者というのも、およそ聞かない。日本社会の現状は、失われた20年どころではなく、高度経済成長からの惰性でここまで来たと言えるだろう。「旧態依然とした日本社会よ、変われ」という前に、その会社に縋ろうとする自分たちが変われ。社会の一部を担う社会人として。(2010/04/17)

「会社が凍る 就職★年目女子のつぶやき」のバックナンバー

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「第1話/「私を採らない企業なんて、大キライ!」」の著者

瀬戸 久美子

瀬戸 久美子(せと・くみこ)

日経WOMAN編集部

旧・日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経WOMAN、日経TRENDY、日経ビジネス編集を経て2013年4月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

1.百社エントリーしようが、自分の価値観や歩むべき道も深く考えず、業界や企業すらも深く研究しない人間は落ちる。2.安定第一なら企業に入ろうとするのが間違っとる、公務員しかなかろう。3.やりたくもない人物を演じたきゃどうぞ、心を無にして頑張って下さい。4.セクハラ面接官の言動は慎むべきだろう、しかし面接官が言わずとも、鼻の下は伸ばしているんでは。そして、そういう印象を与える格好をする就活生もまた問題。胸をはだけさせるんなら、男性面接官のリアクションにも対応できるようにしなさい。見る気がないのに、アイ・コンタクトすれば視界に入り意識下に潜り込む、正直目のやり場がなくて困る。相手に不快感を与えたり、相手を困らせることは、本来はマナー違反ですよ。さて本題。自らが歩むべき道を考えていない人は、就活生だけでなく社会の中にも相当数いると思う。それは子供の頃から、親の価値観と考え方で、歩んだほうがいいと思われた道を敷かれることが多いからだろう。また、小さな頃から習い事とか塾とかに行かせるのは、親にそういう思いがあるからだろう。自らの価値観が芽生えてくると価値観の押しつけが、煩わしくなるはず。その時には、自分の考えを親に伝えること、親の意向をコテンパンにして、自らが責任をもって道を決めること。親に縋るという退路を断てば、選んだ道を全力で走らざるを得ない。さもなくば、けもの道を全力で走るしかない。演じたくもない役を一日拘束時間だけ演じる人間と、自己実現のために拘束時間以上を仕事に注力する人間では、差がつくのはほとんど明らかだろう。就職したい人気企業ランキングや親が就職させたい企業ランキングを見てみると、傾向がかなり似ており、商社や製造業が多く見られる。成功という道を走ってきた企業だが、全く真新しくない。現代で有名な日本人経営者というのも、およそ聞かない。日本社会の現状は、失われた20年どころではなく、高度経済成長からの惰性でここまで来たと言えるだろう。「旧態依然とした日本社会よ、変われ」という前に、その会社に縋ろうとする自分たちが変われ。社会の一部を担う社会人として。(2010/04/17)

今年入社して新人研修終わったばかりの人間です。とりあえず、一部をとりあげて「最近の若者はこんなですよー」って言うのやめてほしい。文章を書いた人に悪意がないのはわかるけど、ネットじゃその真意が伝わらないし、結果「最近の新卒は文句ばっかり言って」ってなる。歯を食いしばって前に進もうとしてる新卒がいるのも伝えてほしい。それからデモとかやってる大学生もほんとESでも書いてなさい。世界には大学卒業して新卒で就職する以外の人生なんていくらでもあるのに、「やっぱり安定は欲しいから」とか言って日本で就活して日本で社会人するなら、理不尽だと思っても覚悟決めてがんばれ。言っとくけどね、大学でしっかり人間力高めてきたやつは、絶対とは言わないけど、やっぱり自然と決まってくよ?もし本当に嫌なら起業して自分が望む会社を作りなさい。(2010/04/17)

エントリー100社だなんて、狂気の沙汰です。100社エントリーはしても、100社全ての下調べや業界のことを下調べなんてしてないですよね。下調べが無ければ落ちて当然。日本全国の就活生がそれぞれ100社エントリーしているのであれば超買い手市場を増長するだけ。お互いに首を絞めあっているとしか思えません。(2010/04/14)

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後藤 忠治 セントラルスポーツ会長