• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

第14回 いま“愛社精神”が日本を救う

会社と社員の、わかり合い、信じて任せる関係

  • 武田 斉紀

バックナンバー

2010年4月19日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 筆者が『よく生きるために働く』というこのコラムシリーズを書き始めて、丸3カ月になる。リーマンショックから立ち直ろうとする今こそ、働くことの目的や意義を見直すのにいいチャンスと考えたからだ。

 ほとんどの人にとって働くことの一義的な目的は、生きるため、生活のための対価=お金を得ることだ。働くことは“社会の一員として役割を分担しあう”大人としての義務でもある。私たちは手にしているモノやサービスを、自分一人では生み出すことはできない。私たちはそれらを互いにお金で買って補い合って暮らしている。

 “義務だから働く、生活のために働く”のは言うまでもないが、それだけでは大人人生の半分以上を占める仕事の時間がもったいなくないだろうか。せっかくなら楽しい、嬉しい、わくわくするといった気持ちで『よく生きるために働く』ことはできないだろうか、それがこのコラムのテーマだ。単に楽しい、嬉しいだけでなく、変化の時代を生き抜く方法についても触れてきたつもりだ。

 さて、読者のみなさんの中で、現在組織の一員として働いている、あるいは組織を率いている、組織を経営している人は、最も多い「働き方」の一つなのではないかと思う。そこには組織と個人の関係が存在する。

 私には以前から気になっていた本がある。『戦略的「愛社精神」のススメ』だ。本日は同書の著者、リクルート ワークス研究所・主任研究員の豊田義博氏に対談をお願いした。

豊田義博氏
リクルート ワークス研究所 主任研究員
東京大学理学部卒。リクルート入社後、数百社におよぶ企業の新卒採用戦略、広報計画業務に制作ディレクターとして従事。『リクルートブック』『ガテン』等の編集業務に携わり、『就職ジャーナル』『リクルートブック』『Works』編集長を歴任。著書『戦略的「愛社精神」のススメ』(2009年4月 プレジデント社)、『「上司」不要論。』(2007年11月 東洋経済新報社)、『新卒無業。―なぜ、彼らは就職しないのか』(共著/2002年4月 東洋経済新報社)

豊田義博氏の写真

いまさら“愛社精神”ですか

武田:このコラムシリーズを書いていて、どこかで触れなくちゃいけないとずっと思っていたテーマが、“組織と個人との関係”です。そんな折に豊田さんの著書『戦略的「愛社精神」のススメ』に出会いました。正直申し上げて、「いまさら愛社精神という時代じゃないだろう」と思いながら読み始めました(笑)」

豊田:タイトルを見た人からは、よくそう言われます(笑)。

武田:でも読ませていただいて、もしかしたら今後の“組織と個人との関係”を考えていくうえでのヒントがあるのでは、と思えてきました。

豊田:そうですね。多くの人が愛社精神の実態を誤解していますよ、というのが私が書きたかったことなのです。

武田:今日は男二人で“愛”について語れたらいいなと思います(笑)。最初に、リクルートワークス研究所のご紹介をいただけますか。

豊田:1999年設立の“社内の人と組織に関する研究機関”です。労働市場、企業の人材マネジメント、個人のキャリアなどを中心に情報を収集し、研究成果を発表しています。強みは、リクルートがもっている働く個人の側、経営サイドそれぞれの接点を生かせることですね。

武田:その中でとくに豊田さんが研究しているテーマは?

豊田:一つは若者世代についてです。旧世代との違いや旧来の日本的経営との関係。両者にはギャップがあって相性が悪い現状がある。それを何とかしたい。もう一つは武田さんの専門でもある企業理念や価値観、フィロソフィーを含んだ企業のDNAみたいなもの。働くうえでこれは大切なものだと私も考えています。最終的には、個人が生き生きと働けるように企業を再創造できるかといったテーマです。

武田:このコラムのテーマにも近いですね。かなり語りがいがありそうで、楽しみです。

* * * * * * * * * * * * * *

今回のコラムシリーズ「武田斉紀の『よく生きるために働く』」で、これまでに取り上げてきたテーマを以下にご紹介します。

 雇われて働く社員の方、個人としての生き方を模索している方には、今後の生き方を考えるための視点として。また経営者や管理層の方には、会社を運営していくうえで、社員が生き生きと働くための、また業績向上のためのヒントとしてご活用ください。

【これまで取り上げたテーマ】

第1回 子どもに「大人はなぜ働くの?」と聞かれたら

第2回 「どんな仕事にもやりがいは見つかる」は本当か?

第3回 仕事の「やりがい」と「生きがい」は別?

第4回 仕事の「誇り」の見つけ方

第5回 「あなたの替わりならいくらでもいる」

第6回 明日クビになったらどうします?

第7回 【続編】明日クビになったらどうします?

第8回 あなたはオンリーワンの自分に気づいていない

第9回 あなたのキャリアをA×B=スペシャルCに変える

第10回 【後編】あなたのキャリアをA×B=スペシャルCに変える

第11回 「私の履歴書には専門性がありません!」

第12回 変化の時代を生き抜くための「5つのスキル」

第13回 【後編】変化の時代を生き抜くための「5つのスキル」

コメント4

「武田斉紀の「よく生きるために働く」」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック