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第30話「ムダな経費の削減より、すぐに着手すべきは運転資本の最適化です」

2010年4月28日(水)

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これまでのあらすじ

 日野原工業の創業者である日野原五郎は、架空の取引で決算を粉飾していたが、そのことを隠して団達也に会社を売った。

 五郎は達也の前から姿をくらました。達也は、はらわたが煮えくりかえる思いで捜したが、息子の太郎ですら行方を知らされていなかった。実は五郎は、公認会計士の今川と同じ高齢者向けの高級マンションに身を隠していたのだった。

 ヒノハラは新スタートを切った早々、資金繰りに窮していた。五郎が行った過剰な設備投資と売り上げの急激な減少で、経営が悪化したのだ。

 役員となった金子順平は、父親である尚三の教え子だった日豊自動車の湯浅専務に相談を持ちかけ、なんとかしてもらおうと考えた。しかし電話口の湯浅は、尚三の言葉には耳を貸さなかった。

 達也は突然、五郎から呼び出しを受けた。潜伏していたマンションのロビーで、五郎は日野原工業の価値は、本当のところは4億円しかなかったことを告げた。

 そして、差額の6億円に加え、3億円の小切手を達也に渡した。

車中

 日野原五郎から受け取った9億円の小切手をカバンに入れると、達也は大急ぎでライトバンに乗りこみ、はやる気持ちを抑えて真理に電話をした。

 「真理ちゃん。やったよ」
 真理は達也が何を言っているのか、にわかには理解できなかった。

 「役員全員に至急ボクの部屋に集まるように連絡してくれないか。もちろん、西郷さんもだ」
 そう言い終わると、達也は携帯を切って車のエンジンをかけた。

 達也の尋常ならざる息づかいから、真理は大きな変化が起きたことを直感した。

 真理は、その場で西郷、太郎、金子に連絡を入れた。太郎と金子はものの数分で社長室に集まった。監査役の西郷は多忙な時期であるにもかかわらず、できるだけ早く会社に向かうと約束した。

 ヒノハラが大きく動き出した。

ヒノハラ社長室

 「みなさん。夢がつながりました」

 達也は役員に向かって明るい声で言ったあと、カバンの中から2枚の小切手を取り出して目の前にかざした。

 「9億円です」

「「熱血!会計物語 ~社長、団達也が行く」」のバックナンバー

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「第30話「ムダな経費の削減より、すぐに着手すべきは運転資本の最適化です」」の著者

林 總

林 總(はやし・あつむ)

公認会計士

外資系会計事務所、監査法人勤務を経て開業。国内外でビジネスコンサル、管理会計システム導入コンサルのほか、大学で実践管理会計の講義を行っている。また管理会計の草の根活動として、団達也会を主宰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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