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世界最大の自動車市場、中国の実情

強いドイツ勢、健闘するGM、日本勢は?

  • 坂田 亮太郎,山根 小雪,細田 孝宏

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2010年6月1日(火)

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前回までは日本における調査結果をお届けした。この第2回「日経ビジネス自動車ブランド調査」連載の最終回にあたる今回は、本誌が中国で初めて実施した消費者の自動車に関する意識調査について報告する。クルマの保有実態や、ブランドイメージ、実際に購入を検討しているブランドなどを尋ねた。

調査の概要はこちらをご覧ください。

前回から読む)

 世界各国の自動車メーカーが熱視線を送る中国市場。自動車保有台数は急増しており、今後の成長を疑う声はほとんど聞こえない。2008年の金融危機以降、業績の低迷が続いていた日本メーカーも、中国市場の成長の恩恵を受け、2009年度は軒並み黒字決算となった。

 では、今の中国市場で人気のある自動車ブランドはどこのメーカーなのか。そして実際に購入を検討するブランドは。北京と上海という中国二大都市に住む10~30代を対象に、アンケートを実施した。

 まず、回答者に自動車を持っているかどうかを尋ねた。「持っている」が26.5%、「持っていない」が73.5%だった。

 中国では人口1000人当たりの自動車保有台数が60台程度であることを考えると、この調査での回答の26.5%という自動車保有率は非常に高い。ただ、今回のアンケートの対象が中国で最も豊かな地域である北京と上海に限定していること。その中でもインターネットでのアンケートに回答できる水準の所得層であること。また自分だけでなく同居する家族が保有する場合にも「持っている」と回答して貰ったため、このような高い数値が出たと見られる。

 次に、好きな自動車ブランドについて聞いた。中国では100以上の自動車メーカーが乱立しているが、その中から主要なブランドを50種ピックアップし、その中から5つまで好きなブランドを選んで貰った(複数回答)。

Q:好きな自動車ブランドは?(5つまで複数回答)

順位 メーカー名 人数 順位 メーカー名 人数
1 BMW 633 47.9 26 ブガッティ 85 6.4
2 メルセデス・ベンツ 586 44.4 27 MINI 81 6.1
3 アウディ 571 43.2 28 レクサス 80 6.1
4 ビュイック 255 19.3 29 プジョー 73 5.5
5 VW 232 17.6 30 ロールスロイス 72 5.5
6 ホンダ 228 17.3 31 日産 71 5.4
7 ハマー 206 15.6 32 ドッジ 62 4.7
8 奔騰 204 15.4 33 MG 61 4.6
9 フェラーリ 184 13.9 34 フィアット 58 4.4
10 ランドローバー 181 13.7 35 フォード 53 4.0
11 ヒュンダイ 156 11.8 36 Jeep 48 3.6
12 ポルシェ 146 11.1 37 比亜迪汽車(BYD) 45 3.4
13 トヨタ 141 10.7 38 哈飛汽車 42 3.2
14 シトロエン 127 9.6 38 江淮汽車 42 3.2
15 マツダ 125 9.5 40 長安汽車 36 2.7
16 クライスラー 119 9.0 41 吉利汽車(GEELY) 34 2.6
17 奇瑞汽車(CHERY) 115 8.7 42 海馬汽車 33 2.5
18 ボルボ 112 8.5 43 福田汽車 32 2.4
19 キャデラック 109 8.3 44 スズキ 27 2.0
20 東風汽車(DFM) 108 8.2 45 長城汽車 20 1.5
21 シボレー 103 7.8 46 栄威 17 1.3
22 三菱自動車 100 7.6 47 起亜 16 1.2
23 華朝汽車 99 7.5 48 シュコダ 14 1.1
24 スバル 97 7.3 49 東南汽車 12 0.9
25 ランボルギーニ 91 6.9 50 陸風汽車 10 0.8

 結果はドイツ勢が上位を独占した。1位となったのはBMWで、回答者の47.9%が「好きだ」と答えるほど高い数字となった。BMWにわずかに届かなかったが、2位に入ったのは44.4%が選んだ「メルセデス・ベンツ」。3位に入ったのもアウディ(同43.2%)とドイツのブランドだった。グループ内にアウディを抱えるフォルクスワーゲン(VW)も5位にランクインした。

 中国でドイツ車が人気を誇るのは歴史的な要因がある。1980年代から中国で本格的に乗用車を生産していたのはVWぐらいだ。当時出回り始めた中国の国産車に比べればVWのクルマは品質やデザインで圧倒的に勝っており、中国人に対してドイツ車の良いイメージを植え付けることに成功した。また90年代終わりに傘下のアウディが高級セダン「A6」を投入し、高級車部門で圧倒的なシェアを確保したこともドイツ車のイメージを大きく向上させたと言っていいだろう。

 遅れて中国に進出してきたBMWやベンツもVWが培ってきたドイツ車の高級車路線をうまく活用しており、販売台数こそ少ないが高いブランド力を発揮している。

コメント2件コメント/レビュー

面白いことにビュイックのミニバンであるボエジャーは社用車として、ある程度の会社なら数台は所有してますね。同様幹部クラスの社用車としてアウディのA6、VWのパサート。このあたりは社用車としての需要がとても多そうです。日本で言うところのハイエース、クラウンってとこですね。(2010/06/01)

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面白いことにビュイックのミニバンであるボエジャーは社用車として、ある程度の会社なら数台は所有してますね。同様幹部クラスの社用車としてアウディのA6、VWのパサート。このあたりは社用車としての需要がとても多そうです。日本で言うところのハイエース、クラウンってとこですね。(2010/06/01)

中国も北京や上海など大都市を離れて地方に行くと、全く景色が変わってくる。日本でも少子高齢化での大都市を支えてきた後背地としての地方の衰退・過疎化が話題になるが、中国での政策はどうなっているのだろうか?Basic Human Needsについて地方を支える仕組みがないと永続的発展も画餅にすぎない。(2010/06/01)

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