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問題から“あえて”離れ、機能・本質から解決策をさぐる

街のカフェを「ファンクショナル・アプローチ」でみてみると・・・

2010年6月24日(木)

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 今、お読みのあなたに勧めます。「是非、ファンクショナル・アプローチを知っていただきたい」ということを。知るだけじゃなく、使っていただければ、なお嬉しいです。
 何のためにこんなことを言うかというと、ファンクショナルな視点でモノゴトを見ていけば、きっとあなたの今の問題や悩みが違って見えてくると思うからです。
 「なんだ、そんなところで悩んでいたのか」
 「そうすると、こんなやり方でもいいかもしれない」
 といったことに気づいていただきたいからです。
 問題や悩みを解決する方法は、世の中にたくさんあります。私は、それらを否定はしません。むしろ、推奨です。私が、お伝えしたいところは、やり方ではなく、考え方なのです。視点の持ち方といいますか、モノゴトのとらえ方です。
 ファンクショナル・アプローチとは、問題となっているモノゴトから、あえて離れ、本質となるファンクションから問題を解決しようとするアプローチ方法です。
 「すべてのモノゴトには、ファンクション(役割、効用、働き、意図など)がある。人は、ファンクションを達成させる手段として、モノゴトを選ぶ」という考え方が基本です。
 一言で言えば、「人はカタチでは満足しない。ファンクションで満足する」ということです。カタチばかり見ているから、問題が解決しない、悩みが解消されないのです。

 今こうして、あなたにファンクショナル・アプローチの考え方をお伝えできるいい機会をいただきました。難しくならないよう、身近なモノゴトを中心に、どんなモノであろうとも、どんなコトであろうとも、ファンクショナルな視点を持てば、発想が広がっていくことを体験していただきたいと思います。
 文中に出てくる《 》が、ファンクションです。ファンクションの表現にもコツがいりますが、厳密な表現よりもわかりやすい言葉に代えております。
 気軽に読んでみてください。そして、脳の中で何かが動き出すのを感じてください。もし役に立ちそうだと思っていただけそうでしたら、あなたやあなたの周り方が抱える問題や悩みを、ファンクショナルな視点で見てみてください。

 ファンクショナルな視点が、人や企業の未来を拓いてくれます。だから、私は、ファンクショナル・アプローチを広めたいのです。30年後の子ども達のために、輝く社会を遺したいのです。
 ご意見、ご感想をお待ちしています。テーマをいただければ、それについてファンクショナルな分析をするかもしれません。
 では、お楽しみください。

カフェにもいろいろな型

 カフェに行かないビジネスマンは、あまりいないでしょう。私もよくカフェを利用しています。自分のオフィスの近くだったり、客先のオフィスの近くだったり、自分の活動エリアでいくつかのカフェを知っています。

 昔ながらの喫茶店と言われるところは、低めの四角いテーブルに椅子が4つあり、机の上には、メニュー、砂糖や塩、爪楊枝や紙ナプキンなどがあります。大体のところは、朝にはモーニングセットが、昼にはランチが食べられるのです。

 入店するとまずテーブルに座り、出されたお絞りで手を拭きながら注文をします。入り口付近においてある、新聞や雑誌を見たり、つけっぱなしのテレビを見たりして、珈琲が出るのを待ちます。

 珈琲と一緒に伝票が机の上に置かれ、店を出るときに入り口近くのレジで精算するのです。

 一方、最近流行のシアトル系のカフェと言われるところは、テーブルは小さめで、丸いテーブルがあったり、椅子のない高めのテーブルがあったりします。机の上には何もなく、砂糖やミルクは1ヶ所に集められています。クッキーやサンドイッチなどがあり、マグカップやタンブラーなども売られています。

 入店するとまずレジカウンターで注文し、料金を払いレシートを受け取ります。少し横の決められたランプの下で商品が出てくるのを立ちながら待ちます。そして、自分で自分の席まで運びます。
 席で飲もうが、立ちながら飲もうが、そのまま店を出ようが自由です。

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「横田尚哉の「何のため、誰のため」」のバックナンバー

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「問題から“あえて”離れ、機能・本質から解決策をさぐる」の著者

横田 尚哉

横田 尚哉(よこた・ひさや)

ファンクショナル・アプローチ研究所

顧客サービスを最大化させる経営改善コンサルタント。米GEの価値工学に基づく改善手法を取り入れ10年間で総額1兆円の公共事業改善に乗り出し、コスト縮減総額2000億円を実現させる。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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