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ゆとり世代は「さとり世代」

大企業の若手社員はタイタニック号の皿洗い

  • 佐藤 紀泰

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2010年6月25日(金)

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 有力ベンチャー企業、フリービットの戦略人事部ジェネラルマネージャーの酒井穣氏は人材育成関連の著書もあり、論客として知られている。もともとは日本の商社出身であり、オランダでベンチャー企業も創業している。そんな酒井氏に、日本企業の人材育成の課題にずばりと切り込んでもらった。

(聞き手は佐藤紀泰=日経ビジネス編集委員)

 ―― 日本企業の人材育成の問題について、どのように感じていますか。

「タイタニック号で皿洗いをさせるな」と説くフリービットの酒井穣氏

 酒井 日本という社会は人材の流動性が乏しい。自分のプロフェッショナリティが見えにくいし、なかなか持つことができない。それをまず、大切にしないと。

 欧米では転職が多く、自分の市場における価値を意識する。社内で似非転職をしてもだめ。市場からどのように評価されるかを考えてキャリアを積んでいかないとだめです。

 日本企業は戦後、例外的な状況が長く続いた。自動的にポストがあり、命を削って働いたら、出世もできた。つまり、日本企業はバブルが崩壊するまで、意図的に人材を育てる、というよりも、人材が勝手に育っていた。若くして管理職となり、上も詰まっているわけでもなかったから。

 だが、今は機会が乏しい。一人ひとりができることは限られているしね。まるで、大企業の若手社員は、タイタニック号で皿洗いをやらされているようなものです。

タイタニックで皿洗いをやっても成長できない

 ―― タイタニックの皿洗いというのは?

 日本の大企業に入ると、まずは皿洗いでしょう。あまりスキルが必要のないことをやらされる。ですが、今はその企業がタイタニック号のように沈んでいるのです。このまま沈没して、外に放り出されたらどうなるのか。生き残っても、皿洗いの価値しかない。そうなると大変ですよね。

 ―― 酒井さんは大企業の勤務経験が長いと聞きますが。

 ええ、慶応義塾大学理工学部を出て、それで大手電機系の商社に入りました。担当は半導体製造装置の営業でした。

 日本の企業には本当に、優秀な人材がいます。世界に通用する優秀な技術者がたくさんいるのです。入社して驚きましたね。そして、若手にも親切に教えてくれる。良い会社でした。

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