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「部長。ハンコください」の“意味”を考えよう

2010年7月8日(木)

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 今、お読みのあなたに勧めます。「是非、ファンクショナル・アプローチを知っていただきたい」ということを。知るだけじゃなく、使っていただければ、なお嬉しいです。
 何のためにこんなことを言うかというと、ファンクショナルな視点でモノゴトを見ていけば、きっとあなたの今の問題や悩みが違って見えてくると思うからです。
 「なんだ、そんなところで悩んでいたのか」
 「そうすると、こんなやり方でもいいかもしれない」
 といったことに気づいていただきたいからです。
 問題や悩みを解決する方法は、世の中にたくさんあります。私は、それらを否定はしません。むしろ、推奨です。私が、お伝えしたいところは、やり方ではなく、考え方なのです。視点の持ち方といいますか、モノゴトのとらえ方です。
 ファンクショナル・アプローチとは、問題となっているモノゴトから、あえて離れ、本質となるファンクションから問題を解決しようとするアプローチ方法です。
 「すべてのモノゴトには、ファンクション(役割、効用、働き、意図など)がある。人は、ファンクションを達成させる手段として、モノゴトを選ぶ」という考え方が基本です。
 一言でいえば、「人はカタチでは満足しない。ファンクションで満足する」ということです。カタチばかり見ているから、問題が解決しない、悩みが解消されないのです。

 今こうして、あなたにファンクショナル・アプローチの考え方をお伝えできるいい機会をいただきました。難しくならないよう、身近なモノゴトを中心に、どんなモノであろうとも、どんなコトであろうとも、ファンクショナルな視点を持てば、発想が広がっていくことを体験していただきたいと思います。
 文中に出てくる《 》が、ファンクションです。ファンクションの表現にもコツがいりますが、厳密な表現よりもわかりやすい言葉に代えております。
 気軽に読んでみてください。そして、脳の中で何かが動き出すのを感じてください。もし役に立ちそうだと思っていただけそうでしたら、あなたやあなたの周り方が抱える問題や悩みを、ファンクショナルな視点で見てみてください。

 ファンクショナルな視点が、人や企業の未来を拓いてくれます。だから、私は、ファンクショナル・アプローチを広めたいのです。30年後の子ども達のために、輝く社会を遺したいのです。
 ご意見、ご感想をお待ちしています。テーマをいただければ、それについてファンクショナルな分析をするかもしれません。
 では、お楽しみください。

いつまでもハンコを使うのだろうか。

 あなたはいくつのハンコをお持ちですか?伝票処理をする際に引き出しを開けたところに取り出しやすいようにしてあるハンコ。責任ある役職の方であれば、役職印として鍵のかかる棚とか金庫に保管してあるハンコ。自宅に帰れば、実印に銀行印。銀行印もいくつかお持ちかもしれません。

 企業では、誰が一番ハンコを押すのでしょうね。カウンター付きのハンコとかあると面白いかもしれません。

 さて、冗談はさておき、ある組織で図のような稟議書を見たことがあります。もちろん、実物ではありません。でも、うまく再現できていると思います。

 もう笑うしかありません。ハンコの欄だけで、1枚目が終わっているのですから。この後に分厚い添付資料がついて、ファイルに閉じられた状態で回っています。

 最初見たとき、びっくりしました。そして思わず質問してみました。「この上の方の人が、却下した場合は、作り直して、また下の方からハンコが押されていくのですか?」と。

 その方も苦笑しながら「はい」と答えられました。「だから、時間がかかるのです。同じような説明を何回もしなければなりません」と。

 こうなると、誰が関係者で誰が関係者でないといった区別は出来ません。皆が関係者であり、「私には関係ないことです」と言えない状況を作っているのですね。「何かあったら全員で責任を取りましょう」ってことでしょうか。

コメント1件コメント/レビュー

自分の勤めている会社ではニュアンスが違っていて、承認の意味もあるがむしろ「確認しました」のしるしで捺印させています。責任論はこの「確認」の有無で数量化できると思っています。(2010/07/08)

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「「部長。ハンコください」の“意味”を考えよう」の著者

横田 尚哉

横田 尚哉(よこた・ひさや)

ファンクショナル・アプローチ研究所

顧客サービスを最大化させる経営改善コンサルタント。米GEの価値工学に基づく改善手法を取り入れ10年間で総額1兆円の公共事業改善に乗り出し、コスト縮減総額2000億円を実現させる。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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自分の勤めている会社ではニュアンスが違っていて、承認の意味もあるがむしろ「確認しました」のしるしで捺印させています。責任論はこの「確認」の有無で数量化できると思っています。(2010/07/08)

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