「横田尚哉の「何のため、誰のため」」

『マニュアル』地獄の社員たち

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2010年7月22日(木)

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 今、お読みのあなたに勧めます。「是非、ファンクショナル・アプローチを知っていただきたい」ということを。知るだけじゃなく、使っていただければ、なお嬉しいです。
 何のためにこんなことを言うかというと、ファンクショナルな視点でモノゴトを見ていけば、きっとあなたの今の問題や悩みが違って見えてくると思うからです。
 「なんだ、そんなところで悩んでいたのか」
 「そうすると、こんなやり方でもいいかもしれない」
 といったことに気づいていただきたいからです。
 問題や悩みを解決する方法は、世の中にたくさんあります。私は、それらを否定はしません。むしろ、推奨です。私が、お伝えしたいところは、やり方ではなく、考え方なのです。視点の持ち方といいますか、モノゴトのとらえ方です。
 ファンクショナル・アプローチとは、問題となっているモノゴトから、あえて離れ、本質となるファンクションから問題を解決しようとするアプローチ方法です。
 「すべてのモノゴトには、ファンクション(役割、効用、働き、意図など)がある。人は、ファンクションを達成させる手段として、モノゴトを選ぶ」という考え方が基本です。
 一言で言えば、「人はカタチでは満足しない。ファンクションで満足する」ということです。カタチばかり見ているから、問題が解決しない、悩みが解消されないのです。

 今こうして、あなたにファンクショナル・アプローチの考え方をお伝えできるいい機会をいただきました。難しくならないよう、身近なモノゴトを中心に、どんなモノであろうとも、どんなコトであろうとも、ファンクショナルな視点を持てば、発想が広がっていくことを体験していただきたいと思います。
 文中に出てくる《 》が、ファンクションです。ファンクションの表現にもコツがいりますが、厳密な表現よりもわかりやすい言葉に代えております。
 気軽に読んでみてください。そして、脳の中で何かが動き出すのを感じてください。もし役に立ちそうだと思っていただけそうでしたら、あなたやあなたの周り方が抱える問題や悩みを、ファンクショナルな視点で見てみてください。

 ファンクショナルな視点が、人や企業の未来を拓いてくれます。だから、私は、ファンクショナル・アプローチを広めたいのです。30年後の子ども達のために、輝く社会を遺したいのです。
 ご意見、ご感想をお待ちしています。テーマをいただければ、それについてファンクショナルな分析をするかもしれません。
 では、お楽しみください。

マニュアルが皆を幸せにする!?

 「マニュアル」を増やすべきでしょうか、減らすべきでしょうか。
 企業には、営業上マニュアや管理上マニュアルといった日常マニュアルから、クレーム対応マニュアルや災害時マニュアルといった緊急時マニュアルなどがあります。

 いまや、どんなときに何のマニュアルを使えばよいかという「マニュアルのマニュアル」が必要なくらいです。

 溺れかかっている時に、マニュアルを読もうとしても、間に合わないわけであり、マニュアル依存ではビジネスとして成り立たないことは、誰しもが知っていることです。

 しかし、必要な行動が漏れてしまったり、間違った行動をとってしまったりしないように、行動の手引きとなるものが必要となります。それと同時に、次のようなメリットが生まれます。

 「マニュアルを見れば、人に聞かなくても自分でできる」
 「マニュアルにそって行動していけば、悩むことはない」
 「マニュアルがあれば、細かいことまで覚えなくてもよい」
 「迷った時は、マニュアルの判断にしたがえばよい」
 「マニュアルのおかげで、考えなくてもよくなった」

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著者プロフィール

横田 尚哉(よこた・ひさや)

横田 尚哉株式会社ファンクショナル・アプローチ研究所代表取締役社長。顧客サービスを最大化させる経営改善コンサルタント。
世界最大企業・GE(ゼネラル・エレクトリック)の価値工学に基づく改善手法を取り入れ10年間で総額1兆円の公共事業改善に乗り出し、コスト縮減総額2000億円を実現させる。
「30年後の子供たちのために、輝く未来を遺したい」という信念のもと、そのノウハウを潔く公開するスタイルは各種メディアの注目の的。人間ドキュメンタリー番組「情熱大陸」(毎日放送)にも出演し大きな反響を巻き起こす。
全国から取材や講演依頼が殺到し、コンサルティングサービスは約6ヶ月待ち。「形にとらわれるな、本質をとらえろ」という一貫したメッセージから生み出されるダイナミックな問題解決の手法は、企業の経営改善にも功を奏することから「事業改善」「チームデザイン」「組織改善」の手法としても注目が高まっている。
著書に『問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門』『ワンランク上の問題解決の技術《実践編》』(ディスカヴァー刊)がある。



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