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「日本一長い朝礼」を15年続ける理念経営

労働時間の5分の1を朝礼に費やす沖縄教育出版

2010年7月2日(金)

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 「日経ビジネス」は6月28日号で以下のような特集を組んだ。「日本一楽しい職場――『もしドラ』を超える現実があった」(購読申し込みはこちら)。

 長引くデフレとグローバル競争の激化で多くの企業には閉塞感が漂う。個々の職場に目を転じても、強いられる効率化と求められる成果の重みで職場に吹く風は滞る。「毎日でも会社に行きたい」。胸を張ってこう言い切れるビジネスパーソンはそれほど多くないのではないだろうか。

 だが、つまらない職場に未来はない。

 この国は今、時代の転換点に立っている。新興国が猛烈な勢いで飛躍する一方、足元を見れば、会社は閉塞感ばかりで成長の芽に乏しい。日本を牽引した製造業はより高い付加価値を求められ、国内ではサービス産業が経済成長の主体となりつつある。

 この時代に必要なのはイノベーションであり、顧客を感動させるサービスだ。そして、それを実現するのは楽しい職場にほかならない。この特集に関連して、「楽しい職場」として定評がある職場を描く。3回目の今回は「日本一長い朝礼」で有名な沖縄教育出版。

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【目次】
・スター美容師 どん底で気づいたもの――本誌p.20
・赤字必至の建設現場はなぜ黒字に変わるのか――本誌p.22
・僕が職場で輝く理由――本誌p.26
・チーム成島の栄光――本誌p.30
・大企業も現場から蘇る――本誌p.34
 
日本一楽しい歯医者――6月28日公開
究極の「働きやすさ」を追求――6月30日公開
・15年続く「泣ける朝礼」――7月2日公開

(日経ビジネス、池田信太朗)

 経済誌の記事には「経営理念」という言葉がよく使われる。使われる、だなんて他人行儀な書き方をしてしまったが、記者もよく使う。「理念」とは、「ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え」(『大辞泉』)。つまり、経営理念とは「経営に対する根本の考え」ということになる。

 のっけから理屈っぽく当たり前のことを書き連ねたのは、この「経営理念」という四字熟語。たやすく口にするほどに簡単なものではない、と思うからだ。

記者も降参、理念経営を実践するすごい会社

 経営の実践と理念がリンクしている事例を見ることはほとんどない。立派な経営理念が額縁に納められて飾られていても、従業員はほとんどそれをお経のようにただ唱えるだけ。ひどいところになると、手帳に印刷された経営理念を読んだこともない従業員すらいる。例えは悪いが、漢語の意味も分からぬ子どもたちに教育勅語を暗誦させている戦時中の図にも似ている。独りよがりで押し付けがましい精神主義ほど無意味なものはない。

 と、このように心根がややひねくれた記者が向かった先は、梅雨が明けたばかりの沖縄県那覇市。

 「参りました」と申し上げたい。そこには、観賞用のそれでなく、生きた「理念」を練り、練ることによって作り上げたような会社があった。

 沖縄教育出版(川畑保夫社長)。売上高18億円前後、経常利益は3億~4億円。出版と名は冠しているが、出版社と言うよりは通信販売会社と言う方が正解に近い。健康食品や化粧品などを販売している。

 川畑社長の考え方は、第1回で紹介したヨリタ歯科クリニックの寄田幸司院長のそれともそっくりだ。いわく「従業員同士が『ありがとう』と言い合うような環境でなくて、どうしてお客様から『ありがとう』と仰っていただけるでしょうか。経営者がES(従業員満足度)を高めていけば、従業員は一生懸命、同じようにCS(顧客満足度)を高めようと頑張ってくれる」。

 午前9時。同社名物の朝礼が始まった。「理念経営」を実現する最強のツール「日本一長い朝礼」を、ちょっと覗いてみよう。

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「「日本一長い朝礼」を15年続ける理念経営」の著者

池田 信太朗

池田 信太朗(いけだ・しんたろう)

日経ビジネスオンライン編集長

2000年に日経BP入社。2006年から『日経ビジネス』記者として、主に流通業界の取材に当たる。2012年『日経ビジネスDigital』のサービスを立ち上げて初代編集長、2012年9月から香港支局特派員、2015年1月から現職

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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