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“細胞工場”が医療に革命をもたらす

2010年7月12日(月)

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 主力薬の特許が2010年前後に相次いで失効し、後発医薬品にシェアを奪われて収益が激減する「2010年問題」。多くの日本の製薬会社は、バイオ医薬や抗体医薬といった次世代の医薬品へのパラダイムシフトに乗り遅れ、かつてない危機に立ち向かおうとしている。

 その一方で、次世代をリードする可能性を秘めた先端医療技術の芽は確実に存在する。この連載では、2010年7月5日号の特集「武田も揺るがす『2010年問題』」の連動企画として、世界の先頭集団を走る日本発の先端医療技術を取り上げる。

 第3回は、特殊な培養皿で培養した細胞を使って、人工的に組織や臓器を作り、それを病気やケガの治療に応用する再生医療の研究を進める東京女子医科大学先端生命医科学研究所。細胞をロボットで大量生産する技術開発にも取り組み、再生医療の産業化をも目指す“異能”集団の挑戦を紹介しよう。

岡野 光夫(おかの・てるお)
1949年生まれ。79年早稲田大学大学院高分子化学博士課程修了、工学博士号を取得。米ユタ大学助教授、東京女子医科大学助教授などを経て、94年東京女子医大教授、ユタ大学教授。2001年から東京女子医大先端生命医科学研究所所長。(写真:菅野 勝男、以下同)

 ヒトの細胞を材料にした人工の組織や臓器を“工場”で量産し、病気やケガで機能が低下した組織や臓器と置き換えて完全に治癒する──。

 夢のような話が近い将来に実現し、医療が様変わりするかもしれない。その震源となる可能性を秘めているのが、東京都新宿区にある東京女子医科大学の先端生命医科学研究所だ。

 ここでは、特殊な培養皿で培養した細胞を使って、人工的に組織や臓器を作り、それを病気やケガの治療に応用する再生医療の研究が進み、国内外の注目を集めている。

 きっかけとなったのは、先端生命研の所長を務める岡野光夫・東京女子医大教授が開発した細胞の培養技術だ。細胞の培養で大きなボトルネックとなっていた問題を解決し、再生医療の研究や実用化に大きな前進をもたらした。

 ボトルネックとなっていた問題とは次のようなものだ。

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「“細胞工場”が医療に革命をもたらす」の著者

中野目 純一

中野目 純一(なかのめ・じゅんいち)

日経ビジネス副編集長

2012年4月から日経ビジネス副編集長。マネジメント分野を担当し、国内外の経営者、クリステンセン、ポーター、プラハラードら経営学の泰斗のインタビューを多数手がける。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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