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第7回 社員の誰もがヒーローになれる会社

社内の『ほめルール』を明確にしよう

  • 武田 斉紀

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2010年8月2日(月)

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大人だってほめられればうれしい

 子どもはほめて育てましょう──。この言葉はもはや子どもを伸ばす教育の基本理念のように語られている。

 これとセットであるかのように「ほめるだけで一切しからない」という親が増えてきているのは個人的にはどうかと思うが、ここではさておく。今回は「ほめる」話だ。「ほめると子どもはやる気になるし、どんどん伸びる」というのは、個人的にも実感している。

 では大人はどうだろう。次のような話を上司の心得として聞いたことがないだろうか。「ほめる時はみんなの前でほめよ、しかるときは個別に呼んで1対1でしかれ」。

 大人になってしかられる経験は、子どもの頃に比べてずいぶん減っているのではないだろうか。そうでなければ大人として困るともいえるが、親分と子分、師匠と弟子、あるいは上司は絶対といった封建的な関係がなくなりつつある現在、大人がまともにしかられる機会はめっきり少なくなった。そんなことがあるからだろうか、最近の大人はしかられることにめっぽう弱い。しかられれば感情的になって反発するか、大いにへこんでしまう。

 大人は他人にしかられることに慣れていない。一方でほめられることは、いくつになってもうれしいものだ。子どものように素直に喜んで見せるのが照れくさいだけで。

 大人はほめられても、子どもほど有頂天にはならない。常識ある人なら、ほめられても自分には何ができて何ができなかったかをある程度冷静に分析することができる(中には天狗になる困った人もいるが)。大人にとって「ほめられる」ことは、できたことを前向きにとらえ、できなかったことに前向きに取り組んでいくうえで、背中を押してくれることになる。

 もしかしたら、大人は子ども以上にしかるのではなく、「ほめる」ことでやる気を引き出し、伸びる存在なのかもしれない。ならばとことんほめればいいのに、世の中には「ほめる」DNAをもっていない会社があふれていると感じる。

 「一度の失敗は許される」「当社はリターンマッチのある会社です」といった会社からのメッセージを信じてチャレンジしたものの、二度と陽の目を見なかった事例を知っている。

 建て前だけできれいごとを言っているわけでもないのだろうが、結果的には失敗がいつまでも禍根となって記録される。日本にはそんな組織の方がまだ多いのではないか。みなさんの会社ではどうだろう。

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