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【2回裏】 ここは球場ではありません。目指すは、野球“も”楽しめる娯楽施設

失敗したってOK。次に活かせばホームランも飛び出す

2010年8月4日(水)

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 「その企画は、誰のためにやるの?」

 南壮一郎氏が、楽天イーグルスの無数のイベントを生み出していく中で、常に念頭に置いていた考え方です。どんな相手に、何を伝えるのか。最初のコンセプトの重要性は、あらゆる仕事作りに共通する考え方でしょう。

 逆に、この軸さえぶれなければ、企画には強く、自分たちのメッセージを込められると、南氏は言います。

 さて、南氏は楽天イーグルスのファンを作っていくために、様々な企画作りに携わっていきます。前回紹介した、ジュニアチアリーダー以外にも、実に様々なイベントを実現します。その中には失敗して、大変な事態になったものもあります。

 そんな失敗も、南氏の中では貴重な体験となりました。今回は、彼が数々の企画作りから何を学んだのか、見ていきましょう。

(日経ビジネスオンライン編集部)

はじめから読む)

前回から読む)

 前回は、私が特に印象深かったジュニアチアリーダーについてお話しました。何よりも子供を、特に「女の子」を念頭に入れた企画ですが、ほかにもたくさんのイベントを企画しました。その代表が、「キッズデー」「ファミリーデー」と呼ぶ親子イベントです。

子供に好かれてこそ一流球団

 楽天イーグルスでは、毎週土曜日を「キッズデー」、日曜日を「ファミリーデー」と名付け、ファン参加型の定例イベントを開催しています。キッズデーはお子様に、ファミリーデーは親子にそれぞれ参加してもらう企画です。

 キッズデー・ファミリーデーのイベント・メニューは、試合前から始まります。ベンチに座り打撃練習を見学できるツアーもあれば、試合開始直前の外野で子供同士がキャッチボールできるイベントもあります。

 スターティングメンバーを発表する際は、まず9人の子供がそれぞれの守備位置に立ちながら、各ポジションでコールされたプロ選手たちを出迎えます。

 試合中は、グラウンド整備やボールボーイのお手伝いも子供達にしてもらい、普段はスタッフが担当している選手名のアナウンスも、5回裏だけは子供に任せます。

 デーゲーム限定ですが、試合後の熱気が冷めないグラウンドでは、子供たちがバッティング練習やベースランニングをできる時間を設けました。

キッズデーでは、子供たちが憧れのグラウンドに立てる

 これらのイベントに共通する想いはたった一つです。「選手たちが活躍するグラウンドに一度だけ立ってみたい」という、私自身が子供の時に抱き、大人になるまで叶わなかった夢から生まれました。

 何よりも嬉しかったのは、数年後、他の球団も似た企画をそれぞれの球場で展開するようになったことでした。

野球に縁のない人も巻き込んだ国歌斉唱イベント

 もう1つ、子供たちのためのイベントを紹介しましょう。それは、試合前の国歌斉唱です。楽天が仙台で開催するホームゲームでは、試合前に必ず国歌を斉唱しています。

 その理由は、実は前回紹介したジュニアチアリーダー同様、これまで野球に縁のなかった子供たちにも、楽天やプロ野球に関心をもってもらうためなのです。

コメント1件コメント/レビュー

毎回,楽しく読ませていただいています。内容に関してのコメントではないのですが,せっかく1回表,1回裏,2回表,2回裏・・・という連載話数の数え方なので,守りと攻めの違いが分かりやすいと良いのではないでしょうか。問いかけと答えでも良いかもしれません。紙メディアの連載と違ったオンライン版の良さを引き出すような記事になることを期待しています。(2010/08/04)

「激走!ベンチャー・スタジアム ~僕の楽天イーグルス創業記~」のバックナンバー

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「【2回裏】 ここは球場ではありません。目指すは、野球“も”楽しめる娯楽施設」の著者

南壮一郎

南壮一郎(みなみ・そういちろう)

ビズリーチ代表取締役

株式会社ビズリーチを創業、2009年4月、管理職グローバル人材に特化した会員制転職サイト「ビズリーチ」を開設。2500社がビズリーチに登録し、ダイレクト・リクルーティングのデータベースとして利用。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

毎回,楽しく読ませていただいています。内容に関してのコメントではないのですが,せっかく1回表,1回裏,2回表,2回裏・・・という連載話数の数え方なので,守りと攻めの違いが分かりやすいと良いのではないでしょうか。問いかけと答えでも良いかもしれません。紙メディアの連載と違ったオンライン版の良さを引き出すような記事になることを期待しています。(2010/08/04)

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