• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「最初のわらしべ」が出始めた

日本の「経営者育成」事情とは(2)

  • 岡島 悦子

バックナンバー

2010年8月5日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 前回、「経営のプロ」輩出の3つをケースを掲げ、そのいずれのケースも、日本企業では極めて少なくなっていることを挙げた。一方で、若手の中には、優秀で意欲的な人材も多い。だが、彼らにはその意欲を満たされる機会がない。つまりは、経験を積む機会が極めて少ないのである。

 ビジネスパーソンとしての人材市場での価値を計る時、私はこのような図式が成り立つと考えている。

 「経営知識・スキル」を徹底的に学べる場の1つが、MBA(経営学修士)だろう。企業経営の成功確率を上げるための基礎的な「経営の定石」を知るのである。

 MBAについては、「あんなものは経営には役に立たない」という否定的な見方もコメントにいただいていたが、ではそれ以外に、あれほど短期間で効率よく「経営知識・スキル」を学ぶことができる場がどれほどあるだろうか。

 MBAのような体系的に経営を学べる場が少ないことも、日本の経営者育成には実は大きなダメージであることも認識しておくべきだと思う。

「知っている」と「使える」の間の大きな谷

 だが、真の問題はやはり「業務上の実績」にこそある。いくら「経営知識・スキル」を身につけたとしても、それは知識として「知っている」に過ぎない。「業務上の実績」に結実して始めて、「経営知識・スキル」を適切に使う能力があることが立証できるのである。「知っている」と「使える」の間には大きな谷が横たわっている。

 「業務上の実績」を高めなければ、「能力」として分かりやすく人に評価されることにはつながらない。若手がいくら意欲的に「経営知識・スキル」を身につけたとしても、「業務上での実績」がなければ人に分かりやすい市場価値として評価されず、思うようなキャリアも作れない、ということになる。

コメント1件コメント/レビュー

来春から新卒で働く者です。失敗の理由を並べるよりも、やらせてみる。本当にそう思います。ただ、今の私の立場から申しますと、「目星をつけられなかった若手」になればガクッと萎えそうです。むしろ、学びたい奴は学べばよいといった開放的になれば双方にとってより良いのではないかと思いました。(2010/08/05)

「岡島悦子の「経営のプロが足りない」」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

来春から新卒で働く者です。失敗の理由を並べるよりも、やらせてみる。本当にそう思います。ただ、今の私の立場から申しますと、「目星をつけられなかった若手」になればガクッと萎えそうです。むしろ、学びたい奴は学べばよいといった開放的になれば双方にとってより良いのではないかと思いました。(2010/08/05)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授