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第8回 会社が現場に、一方的に目標数字を下ろしていませんか

「会社の目指すもの」と「個人の目指すもの」のつなぎ方

  • 武田 斉紀

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2010年8月16日(月)

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ただの目標は何度か達成すれば飽きてしまう

 会社で働いていると「目標」はついて回る。

 しかしながら、ただの目標達成は何度か経験すれば飽きてしまう。私が以前勤めていた会社の営業担当でいえば、優秀で目標達成を重ねてしまった人ほど、目標達成自体を目標にできなくなっていた。達成するためのコツが分かってくると、数字を追うことだけに飽きてくるからだ。

 私自身も経験したが、最初は目標を達成すること自体がゲームのようで楽しめる。達成できないと悔しいと感じ、どうすれば次は達成できるだろうかと考え工夫して一歩進む。ようやく小さいながらも自分に課された目標が達成できる。その喜びは格別だ。

 小さな目標が次第に大きくなっていくたびに、目標達成は自分の成長の証しと感じられる。大きな目標を達成するためには、また新たな工夫が必要になる。一つひとつクリアしていくことで、自分も会社の一部を支えているのだと感じられるようにはなる。

 けれども何度も繰り返すうちに、数字を追いかけるだけのゲームにしらけてくる自分に気がつく。組織が大きくなればなるほど、自分が追いかけている数字など、ほんの一部でしかないと分かるからだ。課された目標を達成したところで、結局は歯車の一部として数字を達成しているにすぎない。

 給料を得るためには仕方ないといえばそれまでだが、どこかにむなしさを感じるようになる。自分の目標達成は、会社の業績の一部である以外に、何かの役に立っている手応えが欲しくなる。

 目標は、営業職であれば明確な売り上げなどの数字として個人にまで下ろされる。営業以外のセクションではそこまで明確ではなかったり、個人にまでは下ろされていないかもしれない。だが会社や個人の成長を真面目に考えている会社であればあるほど、「目標」は一人ひとりの課題として下ろされているはずだ。

 では個人が「目標」に対して飽きることなく、手応えを覚えながら前向きに取り組めるために何が必要だろう。

 それは「個人の目指すもの」と、その先にあるはずの「会社の目指すもの」がつながっていると感じられることではないだろうか。

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