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【3回表】 球場に居酒屋みたいな席があってもいいんじゃない?

上司に聞く起業(その1)~大事なのは「最初の打ち出し角度」「ゴール」

2010年8月18日(水)

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 東北楽天ゴールデンイーグルスの創業メンバーとして、ゼロからの球団立ち上げに携わった南壮一郎氏。ここまで、彼の視点から、創業間もないチームでの様々な仕事作りの様子を見てきました。

 では、創業に関わった当時の上司はどう見ていたのでしょうか。本連載の途中、数回に分けて、南氏の上司が楽天イーグルス立ち上げを振り返るインタビューを掲載します。

 トップバッターは、球団のビジネス部門の総責任者だった小澤隆生氏。南氏が「新規事業を生み出すイロハ」を教わった大先輩です。そのお話の中には、新しく事業を始める際の、重要なヒントがいくつも出てきます。

(日経ビジネスオンライン編集部)

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 わずか5カ月の準備期間で、事業を真っ白の状態から作り出し、黒字化まで達成した楽天イーグルス。多くのスタッフが関わった大プロジェクトの立役者の1人は、紛れもなく小澤隆生・事業本部長です。

小澤隆生(おざわ たかお)
1999年ビズシークを創業。2001年に楽天に売却。楽天執行役員、楽天野球団取締役事業本部長を歴任し、2006年に退職。2016年東京オリンピック招致委員会チーフインターネットオフィサー等を経て現在は楽天、ロケットスタート、DLE等々の顧問、取締役を務める。ライフワークは職場体験。

 事業会社での勤務経験がない自分に、自らの行動を通じて「事業をゼロから作り出すイロハ」を教えてくれたのは小澤さんでした。思い起こせば、球団立ち上げに奔走していた頃は、いつも一緒にいた気がします。情報収集を目的に、日本中のみならず、アメリカなどにも一緒に出張したこともありました。

 「新規事業で重要なのは、まず70点を取ること」「異業種で似たようなビジネスモデルから新しい発想を取り組め」――。現在の自分のDNAに刻み込まれている物事の考え方は全て彼の教えによるものです。また、何よりも、主体的に新しい価値を作り出す楽しみを教えてくれました。

 時には、社内がハラハラするような怒鳴り合いを繰り広げながら、「楽天らしい」球団経営、そして事業の「打ち出し角度」について真摯に議論しました。

 このような真剣にぶつかり合える先輩がいたからこそ、自分も大きく成長できたのだと思います。(南)

いかに「お金を儲けるか」を考える部署だった

日経ビジネスオンライン編集部(NBO) 今振り返って、あの球団立ち上げはどのような印象ですか。

小澤 本当に色々な思い出がありますけど、まず何よりも印象に残っているのは、ホームの開幕ゲームである4月1日にお客さんを入れてちゃんと試合が成立したということですね。

 あれだけの短期間で、半ばぶっつけ本番の球場運営で、1万5000人以上のお客様を前に試合ができたということが、今振り返っても、すごいことだったと思います。

 当時、楽天イーグルスには球団社長の下に、大きく「チーム作り」「ビジネス」「行政対応」という3つの担当がありました。そのうち僕の担当はビジネスでした。平たくいえば、プロ野球という枠組みの中でいかに「お金を儲けるか」ということを考える部署です。

 新球団を立ち上げた最初の年に僕らの中で一番重要だったのは、プロ野球チームを作り、4月1日に試合を始めて、その後1年間興業を続けることでした。

コメント3件コメント/レビュー

今回までの記事と、飲食物持ち込み禁止の発想は相容れないように思えるのですが。この点、マツダスタジアムは経営的に失敗しているの?(迷亭寒月)(2010/08/19)

「激走!ベンチャー・スタジアム ~僕の楽天イーグルス創業記~」のバックナンバー

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「【3回表】 球場に居酒屋みたいな席があってもいいんじゃない?」の著者

南壮一郎

南壮一郎(みなみ・そういちろう)

ビズリーチ代表取締役

株式会社ビズリーチを創業、2009年4月、管理職グローバル人材に特化した会員制転職サイト「ビズリーチ」を開設。2500社がビズリーチに登録し、ダイレクト・リクルーティングのデータベースとして利用。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

今回までの記事と、飲食物持ち込み禁止の発想は相容れないように思えるのですが。この点、マツダスタジアムは経営的に失敗しているの?(迷亭寒月)(2010/08/19)

確かに集客と言う面ではとてもいい施策で、他球団も取り入れれば良い事ばかりですが、その基本に、野球好きでない人がエンタテイメントだけを売りにやっている、と言うのが気になるところです。つまり対象は野球でなくてもよかった。 その点で、野球が好き、と言う指針が多少でも多くそちらに振れている地方リーグや社会人を盛り上げるのであれば、楽天、なかなかやるなぁと思えるのですが、一番先に野球に対する情熱より金銭が臭うのはイメージとしてあまり良くありません。ですがこれは野球に拘らず色んな分野の裾野が楽天の手法を見習って広がれば良いと思うもので、本来、賛辞すべき事なのですが。 (2010/08/18)

毎回拝見しています。いつも思うのですが、ここで述べられる理想や考えと、実際にメディアを通して見る楽天イーグルスの間にはかなりのギャップを感じずにはいられません。確かにメディアは試合の勝ち負けやチーム人事を中心に報じるから当然とも言えるでしょうが、こういった考えを持つスタッフがいる一方で真逆の発想のチーム運営ではないかと思わせる事態も少なくないのですが…。(2010/08/18)

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