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【鼎談編 その1】実録! 定時帰宅で出世する方法

2010年9月15日(水)

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 日本も本当に変わりつつあるな、などと思ってしまいます。日本企業がこの閉塞感を抜けるには、働く側の気持ちの持ち方を、高度成長期の「オトコらしい」ものから、変えていかねばならない。だけど、そんな「オトコらしくない」態度や考え方を、ビジネスパーソンが読むサイトで受け入れてもらえるだろうか――。

「オトコらしくない」から、うまくいく』(日本経済新聞出版社)

 不安と期待を持って「SAMURAI(サムライ)」マネージャーの佐藤悦子さんと、ジャーナリストの清野由美さんとによるこの連載「『オトコらしくない』から、うまくいく」を始めたのですが、望外の好評を博し(ありがとうございます!)このたび、大幅な加筆修正を加えて、単行本が、日本経済新聞出版社から刊行となりました。

 今回からしばらく、単行本発売記念御礼といたしまして、ニッポンの会社の世界で、いちはやく「オトコらしくない」働き方(著書に『部下を定時に帰す仕事術』が!)を実践されてきた方々の代表、佐々木常夫さんをお招きし、佐藤さん、清野さんとの鼎談をお届けします。皆様、シフトチェンジの時は来ました!(編集Y)



(写真:樋口 とし 以下同)
佐々木常夫(ささき・つねお)
 1944年、秋田市生まれ。69年、東京大学経済学部卒業後、東レに入社。70年に結婚し同年、長男が誕生。次男、長女が年子で続く。その後、妻は肝臓病とうつ病で43回の入退院を繰り返す。すべての家事、育児、看病をこなしながら、仕事では大阪、東京と6回の転勤。破綻会社の再建や、社内の事業改革に取り組み、2001年に同期トップで東レ取締役に就任。03年、東レ経営研究所社長に就任。10年に同職を退任し、現在は特別顧問。内閣府審議委員、大阪大学客員教授などを歴任。著書の『ビッグツリー 自閉症の子、うつ病の妻を守り抜いて』『部下を定時に帰す仕事術』『そうか、君は課長になったのか。』(WAVE出版)がベストセラーを記録する。
佐藤 悦子(さとう・えつこ)
クリエイティブ・スタジオSAMURAIマネージャー。1969年東京都生まれ。92年早稲田大学教育学部卒。同年博報堂入社。営業局、雑誌局を経て、98年制作局に在籍していた佐藤可士和士との結婚を機に退社。その後、外資系化粧品ブランド「クラランス」「ゲラン」のPRマネジャーを務める。
 2000年、可士和氏がSAMURAIを設立して独立し、01年に、マネージャーとして参加。「マネージメント&プロデュース」の視点から、クリエイティブスタジオのマネージメントのあり方を刷新し、夫を「業界内の有名クリエイター」から「時代のアイコン」へと躍進させると同時に、自身もが働く女性の最先端のロールモデルとして注目を集めるようになった。著書に『SAMURAI 佐藤可士和のつくり方』(誠文堂新光社)。
清野 由美(きよの・ゆみ)
ジャーナリスト。 1960年生まれ。82年東京女子大学卒業後、草思社編集部勤務、英国留学を経て、トレンド情報誌創刊に参加。「世界をまたにかけた地を這う取材」の経験を積み、91年にフリーランスに転じる。国内外の都市開発、デザイン、トレンド、ライフスタイルを取材する一方で、時代の先端を行く各界の人物記事に力を注ぐ。『アエラ』『朝日新聞』『日本経済新聞』『日経ベンチャー』などで執筆。著書に『セーラが町にやってきた』(プレジデント社/日経ビジネス人文庫)。 近著は『ほんものの日本人』(弊社刊)、『新・都市論TOKYO』(集英社新書・隈研吾氏と共著)

清野 最初に誤解のないようにお伝えしますと、「『オトコらしくない』から、うまくいく」というコンテンツは、威勢のいい女性2人が、ふがいない男性、あるいは男性社会をやり込める、という話では全然ないんです。

佐々木 いや、やり込めているんですよね(笑)。

清野 いえいえ、決してそうではなく(笑)。

 男性、女性に関係なく、「企業人」として今、社会から求められるものは何か、というテーマを設定した時に、佐藤可士和さん率いる「SAMURAI(サムライ)」のマネージャーを務める佐藤悦子さんのビジネスに対する姿勢や実践がとりわけ印象深く、しかも目覚しい成果を上げていらっしゃったので、その話をカタいビジネス読み物というよりは、女性2人のトークで読みやすく読者の方にお届けしたい、ということが始まりだったんです。

 それを今回、日本経済新聞出版社で単行本にまとめるにあたり、でしたら、ぜひ“本流”の男性からもお話をうかがいたい、ということになりまして。そうしたら、ゲストは佐々木常夫さんしかいないのではないか、と。

佐々木 そんなことはないでしょう(笑)。

清野 ベストセラーとなった佐々木さんのご著書『部下を定時に帰す仕事術』の「はじめに」に次の一文があります。

「私は長男を含む3人の子どもを育てるために、毎日6時には退社して家事の一切をやる必要に迫られました。しかし、私は仕事もあきらめたくありませんでした。そこで、家庭と仕事を両立させるために、日々苦闘しながらタイムマネージメント術(仕事術)を編み出していきました」

 子どもを持って仕事をしている悦子さんや私にとっては、一定の時刻になったら仕事を切り上げて、家事に向かわねばならない状況は当たり前なのですが、これを男性が語るのは初めて聞いた、というぐらい衝撃的な一文で、同じ仕事をするにしても、男性と女性の意識の中にはそれほどギャップがあるんだなあ、ということを私自身、再認識しました。

定時に帰って出世する男性はたくさんいるはず

佐々木 世の中に同じことをやっている男性はたくさんいますよ。ただ、私のように本を書かないだけで(笑)。

清野 それはそうかもしれません。ただ、同時に、佐々木さんは東レの同期入社組で最初に役員に就任されました。そのように、企業社会でも目に見える成果をお出しになった。それはいかにして可能だったのか、ということを、ぜひうかがいたいのです。

佐々木 はい、分かりました。

佐藤 とはいえ楽しい鼎談ですので・・・(笑)。

清野 ちょっと“さかな”になるようなテーマをいくつか出させていただきまして、それについて忌憚のないご意見やご経験をうかがっていけたら、と思います。

 まず私たちがお話ししている「オトコらしさ」とは「男性」をそのまま指すわけではなく、今のビジネス社会で、すでに機能しなくなっているのだけれど、そうは言っても、やはり強固に人々の意識に刷り込まれている「高度経済成長時代的な意識や行動」という意味を、この言葉には込めています。

佐々木 日本経済は右肩上がりの時代はとうに過ぎて、グローバルな競争時代に入っているんだから、20世紀のやり方ではだめですよね。

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「【鼎談編 その1】実録! 定時帰宅で出世する方法」の著者

清野 由美

清野 由美(きよの・ゆみ)

ジャーナリスト

1960年生まれ。82年東京女子大学卒業後、草思社編集部勤務、英国留学を経て、トレンド情報誌創刊に参加。「世界を股にかけた地を這う取材」の経験を積み、91年にフリーランスに転じる。2017年、慶應義塾大学SDM研究科修士課程修了。英ケンブリッジ大学客員研究員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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