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動かない日本を動かす龍馬的アイデア

2010年9月14日(火)

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 坂本龍馬ってどんな人ですか? という質問を投げたとしたら、どんな答えが返ってくるでしょう。

 「行動力の人」「説得力にあふれる人」「誰にでも好かれる人間力の人」「体制に立ち向かう人」「何事にもとらわれない考え方をする人」などでしょうか。

坂本龍馬は「●●の人」

 私が質問されたら、すかさず「アイデアマン」と答えます。幕末という時代に生きたから政治の世界に首を突っ込んでいますが、いまなら間違いなくクリエーターでしょうね。

 彼の個性こそ、軽い人。見たもの、起こったことに対して軽々としているのです。言葉は悪いですが、へーそうなんだ、だったらこれもあり? これやったらみんな驚くよね。こんな感じだったのでは、と想像しています。

 これこそがクリエーターの態度。深刻は後回しにして、とりあえず違うことを考えてみる。そういう体質。つまり、既成のものにこだわらない、という思考法が身についているのです。それがどうしてかは分かりませんが。

 そして、このアイデアマンこそが世の中を変える起爆剤になるのです。クリエーティブの本質は、既存のものを違う視点から見て、いままで気づかなかった価値を見つけること。だから、アイデアは変化の入り口ですが、変化を起こすことができるのです。

 このアイデアの観点から、いまの世の中を見てみると、変化に対して妙に重々しく捉えすぎているような気がするのです。毎日、毎日、「変わらなければ、何も変わらない」。こんな声がそこら中から聞こえてきます。でも、世の中の多くは変わらない。まさに、矛盾。なぜ、そうなってしまうのか。

海嫌いと山好き

 ある意見では、いまの会社や組織の上層部は、自分たちの時代さえ何とか持ちこたえてくれればいい、と。またある意見では、変えたいけど今までと違うことをやるノウハウも勇気もない、と。またまたある意見では、じっと我慢していれば、状況は元に戻ると信じている、と。

 こういう人たちは、今ある状況に慣れ親しんできたので、これを失いたくないと思っています。また、異常なほど変化に対して恐れている。どんな状況になるのか、その姿が見えない。まるで、革命でも起きて社会の仕組みが一変すると思っているような感じさえします。

 こうした変化に対する身近な例も起きています。最近取り上げられることの多い、。海と言えば夏と若者、と相場は決まっていましたが、近頃は海嫌いが増えているらしい。理由は、海に行くと手や身体がベタベタして嫌。貝殻やガラスが落ちていて危ない。え、と耳を疑うようなことです。

 一方、山好きは「山ガール」と呼ばれている女性軍。とくに富士山は日本一のパワースポットでもあり、山登りは人気店の行列並。それでも、山ガールファッションに身を包み、運動が得意そうでもないのにフーフー言いながら登っていく。

 この対局的な現象は何でしょう。

 一方は、生まれたときから快適で便利な生活があり、何一つ不自由がない。大人になって少しは経済が落ち込んだとはいえ、生活の快適さが失われるわけでもない。それ故の、現状を変えたくないという思いでしょう。

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「動かない日本を動かす龍馬的アイデア」の著者

関橋 英作

関橋 英作(せきはし・えいさく)

マーケッター

外資系広告代理店JWTでコピーライターから副社長までを歴任。ハーゲンダッツ、キットカット、デビアス・ダイヤモンド、NOVA英会話学校など、数多くのブランドを担当、成功に導く。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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