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B級グルメの次に来るのは、「地魚」グランプリ?!

“地魚地消モール”で活性化する千葉の保田漁港

  • 菊地 眞弓,WITH三波 毒夫

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2010年9月24日(金)

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人物紹介

菊地 眞弓:レースクイーンやミスコン荒らしなど「バブルでGO」を満喫した20代を経て、今や贅沢に飽きてほとんどモノを買わなくなったアラフォー女子

WITH三波 毒夫:流通の現場に出向き、同業者や取引先と情報交換するのが3度のメシよりも好きという謎の中年男。「WITH」は、「お客様とともに」を意味する

たまたま出会った2人が「世の中に、気づき・幸せ・役立ちを与える」で意気投合。今日も流通の最前線を歩きます。

 9月18~19日、B級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」が神奈川県厚木市で開催された。今年で5回目となるこのイベント、主催者によると2日間の来場者数を30万人と見込んでいたが、それを大きく上回る43万5000人が集まった。「地域の文化や歴史、暮らしに触れることができる」というご当地グルメの魅力か、はたまた世相を反映してか、とにかく多くの人で会場は賑わったようだ。

 B-1グランプリでは、B級グルメを「安くて旨くて地元の人に愛されている地域の名物料理や郷土料理」とし、「身近であり誰にでも親しまれる存在」と定義している。これで菊地眞弓が思い出したのが、年初に訪れた四国・九州・中国(参照:「もっと『龍馬伝』! ご当地ビジネスの旅」)。この際に、漁港や市場を回った。操船や釣りが趣味で、潮の香りがすれば必ず足を向けてしまう。そこで気になったのが、港に集まる人々。「不景気」と言われて久しいが、 訪問したいくつかの港は明らかに景気よく見えた。

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 一般に「B級ご当地グルメ」として話題になっている料理には、「やきそば系」や「もつ系」が目立つ。しかし、地方漁港には魚好きが多い日本人ならでは、しかも「えっっ!!」と思うような、B級グルメ的「地域性ある食」もあった。ということで、次に来そうな予感たっぷり、“地魚グルメ”を調べてみた。

* * *

菊地 眞弓(以下、菊地) 最近、漁港や市場が気になります。

WITH三波 毒夫(以下、三波) 随分、渋いことを言い出すね~。

下関には「フグのカツカレー」がある

菊地 今年に入り10カ所以上視察しましたが、一番気になったのは年始に訪れた山口県下関市の「唐戸市場」。フグが凄いことになっていてびっくりしました。

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三波 ふくカツカレー? あまり知られていないけど、浜名湖の舞阪漁港では天然トラフグが多く水揚げされる。でもさすがに「市場全体の1割しか獲れない」と言われている天然モノは高級魚扱いで、カレーにはならないな~。

菊地 初競りの翌日に入ったお店で、前日にさばいた大ぶり身厚のフグをジューシーに揚げ、惜しみなくカレーをかけて出してくれました。

三波 惜しみなくカレーを・・・(汗)。養殖ものとはいえ大ぶり身厚、しかも初競りものをお店で調理して500円で出すとは。「B-1グランプリ」に出店してもらいたいぐらいだね。

菊地 この市場に隣接した複合施設にはご当地グルメショップが数件あり、フグを使ってまんじゅうやバーガーにアレンジしたものから、あぶり焼きやから揚げなど定番まで、多様な味が安価で楽しめました。お正月ということもあり、小さなお子さんを連れた壮年の方が目立ちましたね。

三波 回転寿司はなかったの? 最近の子供は骨が苦手で、焼き魚をあまり食べないというが、僕も同じで・・・。切り身になって回っているほうが食べやすい(笑)。

菊地 市場の2階にありましたよ。午前11時~午後3時までの営業で、午前10時30分に行った時には、30人ほどが並んでいましたね。下関ならではの「とらふく」握り寿司や刺身、アラ汁、皮ポン酢などが安価で食べられるとあって、連日多くの人が押し寄せているのでしょうね。

コメント2件コメント/レビュー

「B級グルメの次に来るのは、「地魚」グランプリ?!」…非常に面白い視点からの記事、目から鱗という感じで読ませていただきました。参考にさせていただきたいと思います。ただ、非常に残念なのは「マグロは本当に枯渇するのか?」の部分についてです。問屋さんの気持ちとして「安定供給、安定販売を目指す」というのはありがたいことです。しかしながら、日本近海を含めた天然マグロの資源状況は、「中西部太平洋まぐろ類委員会」(WCPFC)で漁獲制限強化が議論されたり、氷見市で開催された定置網漁業者集会でブリやマグロ資源の管理強化が議決されたり、漁業管理の専門家(三重大学生物資源学部 准教授 勝川俊雄氏  政策研究大学院大学教授 小松正之氏など)が日本近海のマグロ資源の危機状況を強く主張するなど、決して楽観的な状況にはありません。つい先日、大西洋マグロの国際取引禁止がワシントン条約締結国会議の委員会で提案され新聞紙上を賑わしましたが、世界中のマグロ資源が程度の差はあれ、似たような状況にあると言われてもいます。ソナー、水中ストロボ、GPSなど電子機器の急速な発達により、従来と比較にならないほど効率的な漁法が世界中で営まれており、特に日本漁船の装備は驚くほどの能力があります。また、このような技術の発達により海の中の魚の生態行動が手に取るように分かるようになり、マグロに限らずサバ、ブリなどの重要な魚資源の悪化へ一段と拍車をかけているのが現実です。例えが適切かどうか分かりませんが、獣道を頼りに歩いて熊を探していた熊狩りが、ヘリコプターで探索を行えるようになったというほど劇的な発展です。魚もたまったものではありません。日本では様々な漁業で、大発展と衰退を繰り返してきた歴史があります。「コモンズの悲劇」や「無主物先占の弊害」を解消できない現状の法制度では、近いうちに日本近海の重要な水産資源を食いつぶしてしまう恐れがあり、日本の消費者にとって大きな損失となります。そのため、水産資源管理の先進国であるノルウェーなどの事例を参考に、わが国でも早急に法制度に基づく水産資源管理制度の構築が必要であると考えています。これがなければ、せっかく話題に載せていただいた(「地魚」グランプリ)は絵に描いた餅になりかねません。(2010/09/24)

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「B級グルメの次に来るのは、「地魚」グランプリ?!」…非常に面白い視点からの記事、目から鱗という感じで読ませていただきました。参考にさせていただきたいと思います。ただ、非常に残念なのは「マグロは本当に枯渇するのか?」の部分についてです。問屋さんの気持ちとして「安定供給、安定販売を目指す」というのはありがたいことです。しかしながら、日本近海を含めた天然マグロの資源状況は、「中西部太平洋まぐろ類委員会」(WCPFC)で漁獲制限強化が議論されたり、氷見市で開催された定置網漁業者集会でブリやマグロ資源の管理強化が議決されたり、漁業管理の専門家(三重大学生物資源学部 准教授 勝川俊雄氏  政策研究大学院大学教授 小松正之氏など)が日本近海のマグロ資源の危機状況を強く主張するなど、決して楽観的な状況にはありません。つい先日、大西洋マグロの国際取引禁止がワシントン条約締結国会議の委員会で提案され新聞紙上を賑わしましたが、世界中のマグロ資源が程度の差はあれ、似たような状況にあると言われてもいます。ソナー、水中ストロボ、GPSなど電子機器の急速な発達により、従来と比較にならないほど効率的な漁法が世界中で営まれており、特に日本漁船の装備は驚くほどの能力があります。また、このような技術の発達により海の中の魚の生態行動が手に取るように分かるようになり、マグロに限らずサバ、ブリなどの重要な魚資源の悪化へ一段と拍車をかけているのが現実です。例えが適切かどうか分かりませんが、獣道を頼りに歩いて熊を探していた熊狩りが、ヘリコプターで探索を行えるようになったというほど劇的な発展です。魚もたまったものではありません。日本では様々な漁業で、大発展と衰退を繰り返してきた歴史があります。「コモンズの悲劇」や「無主物先占の弊害」を解消できない現状の法制度では、近いうちに日本近海の重要な水産資源を食いつぶしてしまう恐れがあり、日本の消費者にとって大きな損失となります。そのため、水産資源管理の先進国であるノルウェーなどの事例を参考に、わが国でも早急に法制度に基づく水産資源管理制度の構築が必要であると考えています。これがなければ、せっかく話題に載せていただいた(「地魚」グランプリ)は絵に描いた餅になりかねません。(2010/09/24)

「地魚クランプり」「地魚料理グランプリ」「漁師飯グランプリ」・・・。名前はともかく、誰かが仕掛ければ「B級グルメグランプリ」のように注目を集める可能性は大です。まずは、漁港都市としては一般観光客が多い「鳥取県境港市」あたりで第1回目を仕掛けたらどうかな? と思います。B-1グランプリも、第1回は青森県八戸市というメジャーとはいえない地方都市だったわけですから・・・(2010/09/24)

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