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第1話「みなさんとの約束を果たすために、この地に戻ってきました」

2010年10月6日(水)

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 お待たせいたしました。
 「熱血!会計物語~社長、団達也 season2」のスタートです。

 主人公の団達也が、右腕、細谷真理と2人で新たなビジネスに挑戦するこの物語、新シリーズではアジアに進出です。これまでご愛読いただいていた読者の方々は、2人の活躍ぶりはご承知のことと思いますが、今シリーズからお読みなる方々のために、ざっとあらすじを振り返ってみましょう――。

 達也はシンガポール大学ビジネススクールで学んだ後、恩師の経営コンサルタント、宇佐見秀夫の薦めで中堅電子部品メーカー、ジェピーに入社。長年続いていた粉飾決算を明るみに出して経理部長に昇進。その後、経理課長、細谷真理と2人で新会社、MTC(Management and Technology Consulting group)を立ち上げて新たな船出をしました。

 自動車部品メーカー、日野原工業を買い取って社長に就任した達也は、ここでも粉飾と不正という難題に直面しますが、シンガポール留学時代の仲間やジェピー時代から信頼する技術者、金子順平のアイデアで難局を乗り切ります。

 この新シリーズは、達也の社長としての第二のスタートで幕開けです。金子が発明したリチウムイオン電池用の製品「K01」を武器に、リンダをはじめ、シンガポール留学時代の旧友たちの力を借りてアジアを市場にビジネスを展開します。知的財産という武器を達也はどのようにビジネスとして展開していくのか。財務会計のプロとして成長した真理は、達也をどう支えていくのか。

 さらに、このシリーズからは、毎回、国際会計基準(IFRS)について、真理と達也が基礎の基礎からやさしく解説していきます。これまで以上に読みどころが満載の会計物語、毎週水曜日の更新をどうぞお楽しみに!

 なお、第1シリーズと第2シリーズは、『読む管理会計 企業再生編――「キャッシュ経営」で会社を救え!』と『読む管理会計 粉飾決算編――会社の「ウソの数字」にダマされるな!』の2冊に単行本化、好評発売中です。

チャンギー空港

 細谷真理は入国手続きを済ませると、小走りにタクシー乗り場に向かった。飛行機が定刻の午前1時20分に到着していれば、こんなに気をもむこともなかった。だが、機材の故障で、成田出発が9時間も遅れてしまったのだ。

 真理が息を切らせて走り続けたのにはわけがあった。今日、11時から新製品「K01」の発表会が開かれことになっているからだ。この世界に向けたイベントの準備に、団達也と真理は毎晩遅くまで頑張ってきた。

 達也が今日まで発表を遅らせたのには訳があった。K01の量産にメドをつけるためだった。現段階では、達也と真理の会社、MTC(Management and Technology Consulting group)のシンガポール子会社であるMTCラボ(MTCL)の研究室で、自動製造ロボットが休むことなくK01を作り続けている。歩留まり率は99%だ。つまり、いつでも高品質の製品を大量生産できる体制が整ったということだ。

 達也と真理は、既に今後の展開を決めていた。MTC本社は特許権の管理会社兼ホールディングカンパニーとして東京に置く。国内工場は持たない。法人税率が高く、規制が多く、行政の動きが遅く、さらにこの円高ではどうにもならないからだ。

 研究開発(R&D)と販売と製造の拠点は、シンガポールに設立したMTCLだ。シンガポールにビジネスの拠点を置くことで、世界最大の市場であるインド、ASEAN、中国の近くで需要に合わせて迅速に商品を開発できる。さらに、この国では企業のR&D支出の250%を法人税の課税所得から控除できる。法人税を支払わずに研究開発ができるということだ。

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「第1話「みなさんとの約束を果たすために、この地に戻ってきました」」の著者

林 總

林 總(はやし・あつむ)

公認会計士

外資系会計事務所、監査法人勤務を経て開業。国内外でビジネスコンサル、管理会計システム導入コンサルのほか、大学で実践管理会計の講義を行っている。また管理会計の草の根活動として、団達也会を主宰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長