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企業は生き物だが、寿命は延ばせる

必要とされるものを作り続けていくしかない

2010年10月8日(金)

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 着実に成長を続ける会社と絶頂から転げ落ちる会社の違いは何か。衰退する企業には一定の法則が見いだせるのではないか。『ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階』(日経BP社刊)の著者、米経営学者ジェームズ・C・コリンズ氏は、多くの企業が以下の5段階を経て衰退すると説いている。

 1.成功から生まれる傲慢

 2.規律なき拡大路線

 3.リスクと問題の否認

 4.一発逆転策の追求

 5.屈服と凡庸な企業への転落か消滅

 日経ビジネス10月4日号では「衰退に抗う不沈企業」と題し、特集記事で日本版「ビジョナリーカンパニー」の条件を探った。日経ビジネスオンライン連動インタビューの第4回に登場するのは、堀場製作所の創業者で現最高顧問の堀場雅夫氏。

――『ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階』で著者は、「偉大な企業」が衰退するまでを分析しています。

堀場 僕は企業は生き物だと考えています。だから原則として寿命はあります。不老不死の薬はない。あとは寿命をいかに延ばすか。経営次第でしょうな。

 大事なのはその会社の精神をいかに連綿と受け継いでいくか。法律上は残っていても往時の面影は全くない会社もあれば、名前も形態も違うけど精神が連綿と続いているところもあります。形だけを見て衰退かどうかを言うのは難しいと思いますよ。

企業を維持するのは「ものの考え方」

堀場 雅夫(ほりば・まさお)氏
堀場製作所最高顧問

1924年生まれ。京都帝国大(現京都大)理学部卒。在学中の45年に堀場無線研究所創業。53年に堀場製作所を設立し社長に就任。78年に会長、2005年から最高顧問。学生ベンチャーの草分け的存在とされる。京都市ベンチャー企業目利き委員会の委員長を務めるなど、起業家の育成に力を注いできたことでも知られる。(写真:宮田 昌彦、以下同)

 仕事のやりかたや作っているものは時代によって変わります。例えばこの茶托(茶碗をのせる小さな受け皿)。昔はすべて木で作っていたのが、今はプラスチックが多い。でも機能は変わっていない。

 僕は会社が持っている精神とかものの考え大事にしたい。企業を維持するのは物質的なものというより、ものの考え方ではないですか。

 そもそも人間ほど変わっていないものはありません。駕籠がクルマになったりと、ツールはいろいろと変わりましたが、人間の五欲(財欲、性欲、飲食欲、名誉欲、睡眠欲)や道徳、倫理観なんかは変わっていない。宗教はキリストにしても釈迦にしてもマホメットにしても2000年前からです。まあ欲と倫理観とのバランスの中で人間は生きてきたわけです。精神は継続可能なんですな。

「『ビジョナリー・カンパニー』から学ぶ衰退に抗う」のバックナンバー

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「企業は生き物だが、寿命は延ばせる」の著者

細田 孝宏

細田 孝宏(ほそだ・たかひろ)

日経ビジネス 副編集長

1995年早稲田大学卒業。日経BPに入社し、日経ビジネス編集に配属される。日経アーキテクチュア編集、日経ビジネス・ニューヨーク支局長などを経て現職

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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夢の実現にあたっては強く「念ずる」。そうした心構えを支えにビジネスの世界の荒波を渡ってきました。

後藤 忠治 セントラルスポーツ会長